嘗て、田坂具隆監督の少年映画の名作に「路傍の石」「女中っ子」があったが、本作は前二作と趣きが全く違い、昭和31年マナスル登頂時の少年達の自然な営みがリアルに描かれ、その当時の大人達が、互いに協力し合…
>>続きを読む【1961年キネマ旬報日本映画ベストテン 第8位】
『湖の琴』田坂具隆監督が近藤健原作の同名児童文学作品を映画化した作品。キネマ旬報ベストテンでは第8位に選出された。
先生を演じた有馬稲子が素晴ら…
新宿にあったTSUTAYAのビデオレンタルで観ている筈だが、全く記憶がない。
こんな良い映画を何故・・・演出が的確なのだろう、田坂作品の俳優は、みんな生き生きしている。競輪推進派の織田政雄を子供たち…
『日本映画史110年』を読んで、田坂具隆は戦争映画をいくつか撮ったこと、そして被爆者であることだけ知っていた。全然知らない巨匠の特集上映に行くのは好きなんですが、忙しさにかまけて気が付けば最終日。増…
>>続きを読むシネマスコープの横長の画面に映される左右の横移動、手前と奥の移動。左ハンドル、洋服、空を覆う戦闘機の訓練という戦後の変化がにじりよるなか、子供達や産婆さんは駆けずり回る。全くコントロールが効かない天…
>>続きを読む近藤健原作の児童文学を成澤昌茂が脚色、田坂具隆が監督した。貧しいけれど素直な心の小学校六年生。母子家庭で、長屋の屋根裏住まい。母親(木暮)はチンドン屋だ。ユネスコ村の写生大会、友達とのトラブル、母の…
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