ビハインド・ザ・サンの作品情報・感想・評価

『ビハインド・ザ・サン』に投稿された感想・評価

ブラジルの大地。
敵対視する2つの家族は、土地を巡って終わらない殺し合いが続く。
ブレヴィス家の長男の報復のため次男トーニョは遂行する。
しかし今度はトーニョが報復の対象になる。

殺し合いの連鎖が…

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「あの血に汚れたシャツを見ろ。いいか、前の兄が流したあの赤い血が乾くとき、弟であるお前が兄の名誉を守るために復讐を果たすのだ」――。
1910年、古くからの因習と旧態依然とした家父長制に囚われたブラ…

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DVD📀所有、再鑑賞。「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス2001年監督・共同脚本。アルバニアの作家、イスマイル・カダレの小説『砕かれた四月』原作。「ラブ・アクチュアリー」のロドリ…

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odyss
3.7

【神話的な味わいのブラジル映画】

ブラジル映画。ロドリゴ・サントロ主演。 

荒涼とした土地に住み着く二つの家族の不和と抗争の物語である。南米の風景、農牧生活、凄惨な殺し合い、本と出会う少年、旅芸…

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3.8

二つの家族の間で繰り返される、土地を巡る終わりなき争い
憎しみは憎しみを呼び、仇討ちを宿命のごとく生きる息子たちの哀愁を帯びた兄弟愛がせつないです

満月の夜を超えたら...
旗みたいに掲揚された赤…

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りと
3.7
土くさい荒野の乾燥と、澄み渡る青空のコントラスト。
殺し合いなんて悪習でしかないのに、立派なものとして踏襲していく。
従ってしまえば死を待つのみだし、従わなければ居場所はなくなる。
4.2

嘘みたいに青々とした空、鮮明なコントラストと色。画は、どことなくアレックス・プロヤスの『スピリッツオブジエア』を想起させる。物語も寓話めいていた。悪しき因習、負のスパイラルを打開して、自由を獲得する…

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3.6

絵面がゲームみたいな、構図きまりまくりで色人工的な程、鮮やか。私たちの日常とはあまりに世界が違うだけに描き方難しいけど、シンプルなストーリーで頑張ってた、何目線ってかんじやけど。憎しみの連鎖を断ち切…

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RIO
3.9

不合理に満ち満ちている
口が渇く 血が乾く
体を鋭く叩きつけるサトウキビの葉

張りつめ過ぎた糸が切れて
涙が出るくらい笑いたい

遠くから運ばれた風が土地に纏わる因習をぶち破る
憎しみを絶ち切る…

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先日、蔵盤にて久々5回目の鑑賞。
数年おきに観てしまう作品の内の一本。

寓話であり、表現されている土台はヒトという生き物の"繰り返される営みや争い"
謂わば性(さが)であろうか。

土台の上に立つ…

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