ビハインド・ザ・サンに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『ビハインド・ザ・サン』に投稿された感想・評価

3.5

何世代にも渡る土地の奪い合い、儀式と称する殺し合い。報復の連鎖の先に待ち受けるものとは。
もうこれヤクザの抗争並みに血なまぐさい展開だったわ。
とにかく印象的だったのは殺された側が死者の着ていたシャ…

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イスマイル・カダレ『砕かれた四月』を、ウォルター・サレスが監督・脚色した二つの家族の対立を描いたブラジル映画。 新宿武蔵野館2にて
いやあ、よかった。神話的な深みを感じる映像美。圧倒的なドラマツルギー。シンプルだけど気持ちが鷲づかみにされるストーリー。

最後のシーンも自由や解放の象徴表現として正解だと思う。

ブラジルの大地。
敵対視する2つの家族は、土地を巡って終わらない殺し合いが続く。
ブレヴィス家の長男の報復のため次男トーニョは遂行する。
しかし今度はトーニョが報復の対象になる。

殺し合いの連鎖が…

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「あの血に汚れたシャツを見ろ。いいか、前の兄が流したあの赤い血が乾くとき、弟であるお前が兄の名誉を守るために復讐を果たすのだ」――。
1910年、古くからの因習と旧態依然とした家父長制に囚われたブラ…

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DVD📀所有、再鑑賞。「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス2001年監督・共同脚本。アルバニアの作家、イスマイル・カダレの小説『砕かれた四月』原作。「ラブ・アクチュアリー」のロドリ…

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odyss
3.7

【神話的な味わいのブラジル映画】

ブラジル映画。ロドリゴ・サントロ主演。 

荒涼とした土地に住み着く二つの家族の不和と抗争の物語である。南米の風景、農牧生活、凄惨な殺し合い、本と出会う少年、旅芸…

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3.8

二つの家族の間で繰り返される、土地を巡る終わりなき争い
憎しみは憎しみを呼び、仇討ちを宿命のごとく生きる息子たちの哀愁を帯びた兄弟愛がせつないです

満月の夜を超えたら...
旗みたいに掲揚された赤…

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りと
3.7
土くさい荒野の乾燥と、澄み渡る青空のコントラスト。
殺し合いなんて悪習でしかないのに、立派なものとして踏襲していく。
従ってしまえば死を待つのみだし、従わなければ居場所はなくなる。
3.6

絵面がゲームみたいな、構図きまりまくりで色人工的な程、鮮やか。私たちの日常とはあまりに世界が違うだけに描き方難しいけど、シンプルなストーリーで頑張ってた、何目線ってかんじやけど。憎しみの連鎖を断ち切…

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