このレビューはネタバレを含みます
ハンディキャップを抱えながら、自らの信念と正義を貫こうとするセルマ。
辛い状況こそ音に耳を傾け、一瞬でミュージカルの世界に没頭。ミュージカルのパートがポップに和気藹々に描かれる分、現実に引き戻された…
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カメラワークの不気味さとダークな色彩が物語の不条理さを際立てていた。
終盤は無機質な空間の中でただ待つだけ。
そんな中でもたしかに暖かさを感じられるのがより切ない気持ちにさせてきた。
一途な想いを貫…
鬱映画と言われているが(実際その通りだが)、これほどまで人に向き合った作品は他にないと思う。見ていて心身ズタズタに切り裂かれるが、同じくらい、それ以上、切実に鼓舞される。
にしてもビョークはか…
セルマに恋をしている男性が権力を誇示するようなものを見たいだろと諭すのに対して、反対にセルマは「もう見るものは何もない」と語る。
セルマには空想がある。
どんなに辛い状況でも、どうせならこの状況を楽…
本当の貧しさは経済的困窮ではなくて、分かっていても不幸な選択をとってしまうこと。破滅へ向かう一歩一歩に胸を締め付けられたっち。悲しい...苦しい...もうやめて...。
ビョークの劇中歌が悲痛を…
何十年か振りに見たらサウンドオブミュージックも見直したくなった
当時は若かったし頭も悪かったので“ひたすら健気に生きてるだけなのにかわいそうひどすぎる”と思ってたけど、令和の現代に見たらそうでもな…
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手持ちカメラ撮影によるドキュメンタリー的な現実パートと、あけすけな歌唱やダンスが披露されるミュージカルパートのギャップ。セルマが追い詰められたときに訪れる歌への逃避は、弱い彼女が厳しい現実を生き抜く…
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