やっぱね、『ローズマリーの赤ちゃん』を観たら『反撥』も観なきゃいけないですよ。これはトイレの後は手を洗うぐらいのマナーなわけです。
この2つの筋としては、外的圧力が原因で内的崩壊が起こる、その過程…
"呼び出し音はイラ立つ"
日常に潜む得体の知れない恐怖と、その恐怖を交わしてしまうのか!という感覚が本当に恐ろしかった。ごく普通の風景や音が、一瞬で暴力的に襲ってくるようで。人を家に入れたくない気…
モノクロにカトリーヌ・ドヌーヴが映える。
セリフの少なさが物語に引き込む。
なぜ男性恐怖症になったか、ここまで嫌悪を抱くようになったのか、直接的なものはなにも描かれないけれど不自然な家族写真や時計…
卓越した心理描写がお得意のロマン・ポランスキーによるサイコサスペンス。カトリーヌ・ドヌーヴ演じる主人公が日々の抑圧と男性恐怖症によって妄想に取り憑かれていく。
観客でさえも現実か幻想かわからない世…
その映画を観るきっかけというものにも色々ございまして。
先日レビューを上げた『ヴィンセント』の終盤で、主人公のヴィンセント君が暗闇の中で複数の手に襲われるというシーンがあって、そのシーンが実は本作…
このレビューはネタバレを含みます
このレビューはネタバレを含みます
始まりも終わりも目(視線)のクローズアップ。
キャロルは父に性的虐待を受けていたのであろうことがラストカットで明らかになる。
幻覚シーンの共通点から何となく察しはつくものの、あまりにもやるせないし悲…
トライアンフのオープンにドゥヌープは、まったくスタイリッシュでフォトジェニック。若き女性の心理描写はロマン・ポランスキー監督らしい独特のタッチと映像で展開してゆく。この時代にギミックを凝らした映像を…
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