カトリーヌ・ドヌーヴの怪演と、ハコモノを使ったアバンギャルドな映像が魅力的な一本。
おそらく過去の強烈な体験が痛手となって、男性に対する恐怖心を拭いきれないまま大人になってしまった主人公キャロルの…
この映画は主人公キャロルの恐ろしく虚ろな瞳のアップから始まる。
彼女は幼い頃に性的虐待を受け、男性恐怖症を患ってしまった。
大人になった現在でもその傷が癒えず、精神のバランスを崩しかけているキャロル…
目のクローズアップから連なる、顔の半分だけが隠れるオープニングショット。キャロルに秘められた悪意/狂気/衝動が始まりからむんむんと示唆される。
映画の中では、空間や時間が無限に伸びたり縮んだりする…
カトリーヌ・ドヌーブの次第に狂気に陥って行く演技が凄まじい。
しきりに鼻をこする仕草、何かを凝視して固く動かない、ガラスに何事かをしきりに書く時の狂気を孕んだ笑みなど、当時22歳で「シェルブールの雨…
◎ 最近見たイメージズと近いものがあったから楽しかったな!
こちらの方が言葉少なめで美しい狂気を体現してる。拍子抜けなチコ・ハミルトン楽団の音楽が閑話休題的な役割を果たしていて良いリズム感
スプー…
男性恐怖症気味だった10代の頃にDVDで観て怖くてトラウマになった作品。
思春期に観るのはあまりオススメしません。
なにかあって、男性をこわいと思う年代にはめちゃくちゃ怖いです。
主人公と同じ気持…
この映画こそロマンポランスキーの真髄だ!!って考察を観たけど、確かにあの事件の全貌を知った後観ると、言わんとしてることはわかるなあと思う。w
個人的にこの年代前後の殺人シーンってチープでどこか作り…