今年観た映画の中でものスッゴくキツくって、劇中の夫婦ほどでなくても衰弱しましたね…
政府発行のマニュアルを疑問も抱かず従って、原爆の爆心地となった我が家に住む夫婦。冒頭のバスの車内でじゃれあってる…
朝ニュースを見た。今日は広島に原爆が投下された日。
急な休みになって、別の日に行こうとしていた本作を観に行ったのは偶然ではないんだろう。
政府という大きなものに従うことの怖さ、知識がないことの功罪…
知っていれば彼らは助かったのか?
核シェルター作りに高揚することが、2020年緊急事態宣言での外出自粛を経験した今、身に染みて実感できる。
だからこそ、この夫婦に対してあーしろこーしろと言う気に…
こちらも吹き替えがオススメの海外アニメ。森繁と加藤紀子の掛け合いがいい塩梅。
冷戦期の話なので、少し前に見たときはよく出来た映画だと感心しながら、おじいちゃんの一生懸命さをキュートだと笑っていたけど…
『無知』の皮肉、『原爆の怖さ』を描いた作品だと思うけど
奥さんの不調がでるたびに「これはきっと○○さ、大丈夫だよ。」「落ち着いたら病院にいこう。」ってなにもできない状況でもなんていうか心配ないよ、…
辛かった。
けどずっと変わらず能天気な会話をし続ける夫婦を見て、今日本で戦争が始まったら自分も同じようにどこか他人事で、どこか楽観的で、まあ大丈夫だろうという気持ちでこの夫婦と同じような会話をしてそ…
『スノーマン』で有名なイギリス人作家レイモンド・ブリッグズ原作、核戦争の脅威を描いた名作アニメーション。
「最後は国が守ってくれるからね。」
『この世界の片隅に』のような、核戦争に巻き込まれるご…
平凡だが幸せな夫婦を通して、日常を壊していく核の恐怖をこれでもかと描く傑作。
杜撰なシェルター計画、放射能への無知、良い方向にバイアスがかかり続けるふたり…ずっと心が痛い。
鑑賞後心に残るのはシ…