エセルとアーネスト ふたりの物語の作品情報・感想・評価・動画配信

「エセルとアーネスト ふたりの物語」に投稿された感想・評価

ゴブ

ゴブの感想・評価

4.0
この世界の片隅にを少し思い出した。
戦時中を生きた家族の日常の物語。
絵本が動いている感じで絵がずっと優しくて可愛かった。絵は可愛いけどリアルな日常だと思う。

最後の方はじーちゃんを思い出して辛かった。
何十年も共に生きてきても最後に誰かも分からなくなって忘れてしまうのがとても悲しい悲しい悲しい。
でもその一緒に生きてきた人生を、丁寧に息子が絵にしてくれているこの物語がとても素晴らしく羨ましいと思った。
慎ましく暮らす家族のしあわせとそれを
ジワジワとおびやかす戦争。
スノーマンの映画でもラストシーンは、
とても切なかったけど、愛するご主人さえ分からなくなって亡くなるエセルと
後を追うように亡くなるアーネストの最後のシーンに切なくなりました。
アニメーションというより動く絵本のように絵は、優しいタッチなのに、
聴こえてくるラジオからの音声は、その当時の音声も使われていてリアルでした。
イギリスってこんなにも上流社会と労働者階級がハッキリ分かれているのが日常生活でも描かれているのが興味深く感じました。
この映画観てまた「スノーマン」観たくなるのは、私だけかな⛄️
みお

みおの感想・評価

3.6
平凡は、全力で築き上げるものだって、『その夜の侍』で誰かが言ってましたよね。
かめ

かめの感想・評価

4.1
普通でいい。
ってずっと思ってた。普通が一番無難なんだって。でも普通って難しい。普通の人生って何??
死ぬ時に大好きな人たちに囲まれて、幸せだったって死にたい。他人と比べずに自分の感性で幸せだったって。
誰も知らない人が亡くなる際に自分が寄り添う時、その人はその人の人生があって、ただ亡くなる時に自分がたまたま居合わせただけって思ったら、なんか違った考えになる。ただの死体じゃない。自分の人生を精一杯生きてきた人の抜け殻なんだって、今は思う。
幸せな日も辛い日も、それが人生の糧になるって信じて生きていきたいなあ。
ざき

ざきの感想・評価

3.6
時代の圧倒的な力と日々を生きる人たち。側からみるとわかるけど、自分も相当いろんなものに流されてしまってるんだろうなぁ。
ふく

ふくの感想・評価

3.1
イギリス文化論の課題図書だったので、映画も観ておくことに。
イギリスの階級の仕組みや歴史について知っておくと、もっと面白く観れたのかもしれない。
アヤ

アヤの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

スノーマンで有名な絵本作家さんが、ご両親のことを描いたおはなし。ロンドンで暮らす、ごく普通の夫婦の出会いから結婚、親になり老いていくまでの一生を描いた映画。冷静に出会い方がすごい。

たまたまちょうどわたしも先日入籍したばかりだったので、マイホームを手に入れたら、子供ができたら、わたしたちもこんなふうに喜ぶのかなあとか、子供を疎開させるときの感情とか、すごく感情移入しながら観てしまった… 老いて相手を忘れてしまうことになったらすごく怖いなあ、忘れられるのもつらいけど。(全然関係ないけど昔見た刑事ドラマの、認知症になった妻が、忘れてしまいたくないからと夫に頼んで殺してもらう超切ないシーンを思い出した)

ほんとうにごくごく普通の夫婦で、ほんわかほのぼの。かと思いきや戦争のシーンや老いの描き方などは結構シビアな感じで、でもだからこそ平和な日常の愛おしさがより一層感じられるような。戦時中でも明るくユーモアに溢れる旦那さんが素敵。

戦争を含む歴史的背景がよく描かれていたし(わたしは歴史知らなすぎるから全然ピンとこなかったけど、詳しい人ならおもしろいかも)、映画・テレビ・自動車・電話なんかのいろんな新しい発明に驚きながらも少しずつ生活に取り入れていく感じとか、わくわくしてよかったな。今は新しい発明ってそんなに無いのでうらやましい。

お母さんが結構めんどくさそうなタイプだなーとは思ったけど、今こうして息子さんがこんなに愛の溢れた作品として完成させたということが全てを物語っているなあと思った…

このレビューはネタバレを含みます

戦前のほんわかした感じから、戦渦での緊張を、全く気負わず普通の日常を写すドキュメンタリーみたいだ、ヒーローも悪人も出てこない、お父さんお母さんと可愛い息子、ごはんが熱かったなとか、これ片付けてちょうだいよとか、あーあーおばあさんは言わなくていい事言うよなーあはは、でも最後は悲しかった、とてもいいお話
うさぎ

うさぎの感想・評価

4.0
スノーマンの作者が両親の人生を描く。
心温まる物語。
優しいイラストのタッチが
二人の幸せだった人生を物語っています。

二人は出会い、結婚をして、
家を買い、息子レイモンドを授かる。
第二次世界大戦の過酷な時代の中でも、
アーネストのユーモアで、
明るい家庭を築いていく。

その後、いつしかレイモンドは巣立ち、
二人は老いて、死を迎える…
最期はとても切ない。

しかし、一つの映画として、
二人の一生を見てみると、
決して、不幸な最期ではなく、
幸せな人生だったに違いない。

その思いが溢れるほど伝わってくる
素晴らしい映画でした!
順

順の感想・評価

4.0
とても静かで淡々と時が流れる夫婦の物語。
1920年代から半世紀にわたる二人の暮らしが手描きの絵とアニメーションによって優しく描かれていて落ち着く。

新しい家にフランス窓を見つけて喜ぶ様子や、社会に自動車が登場して不安をともなう感動とともに生活に取り入れてみる姿が愛らしく、夫婦とともに時代の流れや物質文化の発達を具に感じ取れる作品だった。もちろん戦争中は戦闘機から隠れなければならないし。
童話のような、上質な連続テレビ小説のような、穢れのないアニメだった。
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