自分の事しか考えない精神的ひきこもり男が少しだけ視界が変化するみたいな感じの道中映画。
湿っぽくない成り行きと空気感、父娘でもないふたりの距離感がいい。
男のモデルは、監督本人なんだろうか?
最近…
最初は空港でテレビ見ながらサンドイッチ食べてるアリスかわいー!とか思ってたけど、「こんな安い店は嫌!」「あんたのせいよ!」「まぬけ!」とか言い出した瞬間「ガキが…」としか思えなくなってしまったのでや…
>>続きを読む「まるで 自分が他人みたいだ 引き返そうと 時々考えるんだ なのに 先へと進んでた 昼はくだらないラジオ 夜は非人間的なテレビを見た 見るもの聞くものが ただ通り過ぎた」
「自分を失った…
飛行機の中で、男が撮った写真を見てアリスが言う。「きれいな写真。空っぽね」男はそれを聞いて、ふっと笑う。
この短いやりとりがとても好きだった。
アリスは、彼の“空虚さ”を見抜いているようだったし、男…
16mm白黒ネガのノイズ最高だ
アメリカのとは違うヨーロッパ的感性の詩的なロードムービー
アリスを置いてく理由が示されず、母親が悪者じゃなくてただ迷子になってるだけとして描写されるのが良いよなあ。親…
2人が笑い合ってる時間が増えていくのが微笑ましかった。20歳以上離れた友情なのかな?トイレに閉じこもってる時の会話も素敵。出会う人たちもなんだかんだ温かくて…
母と会えない寂しさも伝わって来て自分が…
70年代作品を他観てて
この作品を観ると、作品全体が監督の作風であり
一つ一つのシーンに演出、演技指導が入ってってるんだろうなあと思いながら観ていて
シーンの画角とか色あいとかが印象的だなあ
…
綺麗な写真。空っぽね。
どこに行っても空虚な自分。
特別な体験をしたと思い込みたいから
写真を撮る。存在証明のため。
ほんとに大切な体験をしている時に
風景なんか撮っている暇なんてない。
でも笑…