このレビューはネタバレを含みます
[忘れられないラスト]
舞台は灼熱のモロッコ、逃げ出したくなるようなうだるような暑さ。そこに、大スターのゲイリークーパーのトム・ブラウン。ゲイリー・クーパーはどんな役でも様になるが、身を捨てる…
モロッコで歌姫役のマレーネ・ディートリッヒと兵士役のゲイリー・クーパーが恋をする物語。映画冒頭での憂い溢れるディートリッヒが良いですね。なんで憂いを帯びてるのかなんて理由はどうでも良いです。ただディ…
>>続きを読む妖婉でイカしてる…カッコよすぎるぜディートリッヒ
このリンゴは何色だろう?もし赤色なら、白黒映画でこんなに光沢のある色は出せないような。リンゴを齧るシーン、これは『暖流』(1939)にあったなぁ。
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名作『カサブランカ』宜しくタイトルのまま異国情緒のある町並み・風景も味方に付けて紡がれるクラシックなロマンス。それは戦争がまだ過去の異物でなくリアルなものだったからこそ成し得た、そしてだからこそ作ら…
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男装のマレーネ・ディードリッヒが格好良すぎる!!ものすごくセクシー。
私は兵士よりも結婚しかけたお金持ちの人の方がいい人に思えたんだけど…。有名なあのラストシーンは感動すべきなのか…。靴を脱いで…
ゲイリークーパーとマレーネの佇まい、煙草の吸い方、視線の合わせ方、残されたルージュの伝言、どこをとっても溜め息ものの美しさ。サハラ砂漠を着の身着のままで追いかけるマレーネの後ろ姿とENDの文字がもう…
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