川口浩がいつもの感じで一本調子で演技しようと、若尾文子が黒い着物をまとい、そこに立っていて、影の中に消えていけば「ノワール」映画として成立してしまう。
ずぶ濡れの若尾文子は情念の幽霊のように撮られ…
当時には面白みがあったのかしら、現代にしてみれば凡庸なプロットで正直何の驚きも発見もなく、増村保造×若尾文子作品としては面白くない方だと思う。
ただ目を引くシーンはいくつかあって、そこに技が光ってる…
とうとう増村保造に手を出してしまいました。
まずポスターのビジュアルが秀逸なんです。
全く古びてない。
なるほど本作、弁護士円山雅也さんの著書から、脚本家井手雅人さん脚色経由の法廷劇ですか。
…
序盤から夫に対して嫌悪感を抱いてた証言を普通にしていたので、夫を憎んで殺したというのは容易に考えられるはずなのに、なぜ幸田はそんなことも分からなかったのか。それは理恵のラストのセリフが物語っていたの…
>>続きを読む文字通りサスペンス=宙吊りの映画。ドメンヘラでかまってちゃんの若尾文子が狂えば狂うほどに鬱々とした空気感が画面上に陰影となって表れる。そしてラストショットでは完全に影と化す。
川口浩は誠実な男ではあ…
このレビューはネタバレを含みます
昔「曽根崎心中」が気に入ってた監督さん、若尾文子好きだったんだろうな。私も大好き、綺麗過ぎ。画もきれい。
若い男の子には手に余る奥さん、それでも酷なこと言うなと思ってたら、元カノがしっかり言ってくれ…