蛇足のお手本のようながっかり続編。
『ビフォア・サンライズ』で産まれた余白を全部言葉で説明しちゃって、なんだかなぁ。あの夜にセックスしたかどうかまで答え合わせしてくれなくていいよ。
すぐに感情的…
前作は、出会ったばかりの瞬間のきらめきの恋って感じだったけれど、今作は再開した大人の2人の落ち着いた愛って感じがした。
特にセリーヌは、環境問題とか社会活動に積極的に関わる自立した自由な女性のようで…
9年前、ウィーンで一夜を共にしたアメリカ人作家ジェシーとフランス人女性セリーヌ。再会を約束したものの果たせず、時は流れる。ジェシーはその体験を小説にし、パリの書店でのプロモーション中に偶然セリーヌと…
>>続きを読む9年ぶりの会えなかった時を埋め合わせる様に、言葉を紡ぎ、別れの時間が迫ると2人の会話も相手への想いで溢れ出てくる。
歳を重ねて、2人が別の人生を歩んできたからこそ、冷静に、時に情熱的に相手への気持…
おそらくもう5回は見直している
自分のなかにうずまく、大切にしたいけど切り捨てたくもなる情動や欲動が隅々にまで溶け込んでいて、映画の始まりから終わりにかけて匂い立つ濃密な空気は、まるで自分を見ている…
前作よりも自分の年齢に近く、映画を見たと言うよりも説教とセラピーを同時に受けた受けたかのような効能があった。確実に年月を重ね、麻痺する事を覚えた2人が、9年ぶりに会うことでゆっくり緩み、若返る瞬間を…
>>続きを読む誰もが持っている「9年間の負債」
人生って、結局選択の連続じゃないですか。で、選ばなかった方の道に、僕らはだいたい未練っていう名前をつけて放置する。この映画は、その放置された未練が、9年ぶりに突然、…
夢みたいな、半日の話。
歳を取って経験が増えていくにつれ、どうにもならないこととか、足枷となっていくものも増える。あの時の自分に戻れるのはこの時だけだとしても宝物だよね。この時間は。
あとからじんわ…
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