若者の鬱屈と愛の衝動をねっとりとしたカットで綴ったレオス・カラックスの長編処女作。じめっとした都会を漂流する『パーマネント・バケーション』のような味わいがある。豪奢なパーティのなか、チェック柄のド…
>>続きを読むヌーヴェルヴァーグを思わせるような、朴訥で、独特なテンポを持っている。
これがデビュー作なのだから、末恐ろしい。
これでもかと言うほどにカメラワークは自由自在ながら、流麗で、いささかただちぐはぐにも…
ペドロ・コスタの処女長編を思わせる白黒画面だが、悪い意味で自己満感が否めず。この手の表現は上位存在(ゴダール)が全てやっており、反吐が出るワードだけど「ポスト・ヌーヴェルヴァーグ」を意識しないとこん…
>>続きを読むイメージで繋ぐとか、セリフの普遍性とか、わかりやすく沁み入る良さ。曖昧で上手く説明できないものも多いが、そういうもので形成された全体への印象に建前が入り込む余地はない。痛々しさと隣接したものもあるけ…
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