冒頭の横移動が本当に素晴らしい。何かが始まる予感がした。モノクロでなくともスタイリッシュで、終始構図が良い。ひたすらに虚しくて報われないストーリーだが、愛を描くことをお家芸とする国の、その中でも特に…
>>続きを読む初フィリップガレル。
最近映画らしい映画を見てなかった反動もあると思うけど、これは素晴らしいんじゃないか。
冒頭のショットの連なりからやられた。
駐車場。からの美しい女性のヌード、そして車を運転する…
【2018年100作品目】
モニカ・ベルッチとルイ・ガレル目当てで鑑賞。
まさかこの2人が夫婦役とは...。
裕福な夫婦が破滅していくのと同時に、経済的には貧しいカップルが幸せになっていくという凄く…
選択の余地がある時代とない時代、選択の余地がある奴とない奴となかなか複雑な人間模様。そして不器用さにも色々と種類とタイミングがある。フィリップ•ガレル作品に割とお馴染みジョン•ケイルのサントラと何や…
>>続きを読む愛の残像に続いてフィリップ・ガレル二作目。モノクロ、かつ超限定的な身内世界で展開する前作に比べカラー、四人ならぬ五角関係というあちらこちらに対角線が向かう構図の今作。個人的な嗜好では愛の残像がダント…
>>続きを読む終りが冒頭に断定される愛の経緯において、何ら変哲のない“退屈な美”が恐るべき純度のまま投射される。
空虚、反体制、厭世の情緒は若者のそれ。棘は刺さったまま。青は濃く。
朱夏の始め頃には、人が人生で享…
○映画が始まってわずか2カット目。不意に現れるモニカ・ベルッチの圧倒的な裸体。「え、なに? サービスカット?」。いいえ、それは画家の夫の脳裏にある妻の姿だと映画が進むうちにわかってくる(わたしは後半…
>>続きを読む正統継承者の色彩感覚、赤青黄と外すことなく美しく。2組の男女の些細な組み合わせが、愛と友情という近い感情を別物として浮かび上がらせる。世界観を歪ませるJohnCaleの音楽も大事な役目を果たしていた…
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