ヘルシンキのビジネス街で警備員として働く主人公。
ある日、魅惑的な女性と出会い、ひかれるが…。
主人公がとてつもなく“孤独”。
真っ直ぐで不器用で何とも救われない…。
何て言うか…主人公の感情を排除…
フィンランドの人って感情を割とオープンにしないのか、それとも映画のトーンなのか。調べたら日本人と似た雰囲気という人もいて、やっぱりこれが国民性なのかぁ。ちょっと親近感。
ちょっとの見栄も含めて、不…
カウリスマキ作品のなかでも「見てらんなさ」ランキングかなり高いコイスティネン
でもこの見てられないと感じる気持ち、あわれだと思う視点って、きっとそれこそがコイスティネンを孤独に追いやる一因となってい…
『浮き雲』『過去のない男』『街のあかり』からなる敗者三部作の第3作目。
カウリスマキ監督の作品はどれも色使いがとても美しいな。
2人の男女が横並びに映るシーンはいつも絵画のよう。
警備会社勤務の…
敗者3部作の3作目。
カウリスマキ作品の主人公って、辛い現実でも淡々と受け入れ、ただひたすらに生きて行くというイメージ。そんな不器用な生き方に、共感したり愛おしさを感じるのだが、今回の主人公は違った…
“敗者3部作”第3作
この男、ボコボコである。
出たな敗者!って感じ。
まず映画冒頭、いきなり文豪ディスから始まるのがセンス良すぎて最高!
ただ、今作は“浮き雲”や“過去のない男”とは違い、圧倒…