愛の狩人の作品情報・感想・評価

「愛の狩人」に投稿された感想・評価

たまこ

たまこの感想・評価

3.2
二人の男子大学生の恋模様とその行く末を描いた作品。

サイモン&ガーファンクルのガーファンクルとジャック・ニコルソンが、キャンディス・バーゲンを取り合うのが前編。
愛憎塗れた悲恋物語を予想していたが、ところがどっこい、夢も希望も色も恋もクソもないエンディングへと向かう。

激しく恋い焦がれた相手との愛もいつしか冷め、男の関心はいずれ外へ向く。
ある意味現実的ではあるけれど、現実の方がもう少しロマンチックではないかと思うほどあまりにドライな展開。

クソ野郎を演じさせたらジャック・ニコルソンの右に出るものはいないことだけは確か。
そして女がそんなニコルソンに色気を感じてしまうのも確か。
続・卒業といった趣でしょうか?ヤリチン・ジャックニコルソンと童貞臭のアートガーファンクルが女漁り。ニコルソンは文字通りやりまくるが、ガーファンクルは悩み、真面目に出会った女と結婚する。キャンディスバーゲンが美しく、アンマーグレットがエロい。若い時に遊んでその後の人生棒にふるか、堅実に生きて普通の人生を送る?、ある程度の年齢で観ると理解出来るよ。一瞬しか出てこないキャロルケーンが好み。音楽がいい。
見事なクズ!自分の周りにもいる!我が振り直そうと思った!クズな男友達に見せてあげたい!
ひとカットが長く、余計なカメラワークも風景カットもない。
それでいて周りの人物の気持ちが、ひしひしと伝わってきた。主人公はサイテー。
若いJニコルソンとS&Gのアート・ガーファンクルが見れてよかった。思春期恋愛映画。男のぶっちゃけ恋愛トークって感じ。寝たとか寝てないとか、やったとかやってないとか。特に事件も起こらない。よくわからなかった。
都

都の感想・評価

2.7
男同士ってのはあんなにも自分の戦歴を事細かに語るもんなのか?

最後にちょっと出て来たリタ・モレノの顔が好き
40になっても恋愛に向上を見いだしたい男いやだわ~。所詮虚無、と思いつつ湿り気ない運びかたは好き
のん

のんの感想・評価

3.0

大学寮のルームメイト、ジョナサン(ニコルソン)とサンディ(アーサー・ガーフィンクル)は、それぞれ対照的な恋愛観の持ち主。女性に求めるのは愛情かそれとも肉体か…。
サンディの恋人でありジョナサンとも関係を結ぶ美しいスーザン役にキャンディス・バーゲン。懐かしい!そしてやはり美しい!

特に印象的な演出はないけど、やはりジャック・ニコルソンが男のエゴ丸出しした時の魅力は半端ない。
Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

4.0
『卒業』のマイク・ニコルズ監督にジャック・ニコルソン、アート・ガーファンクル他豪華キャストの大人の恋愛映画なのに、あまり観た事がある人がいないのが残念な作品。
近い世代なのに主な出演者達四人が全く個性が違う点を良く描いた脚本や演出が素晴らしい。恋愛は映画に良くあるように絵に描いたような上辺の綺麗さではなく、もっと生々しいという事を抉るように描いた傑作である。
キャンディス・バーゲンが結婚するとあっさり退場してしまう辺り凄い演出。アン・マーグレットの爆乳も拝める。
最後は中年になってEDになったニコルソンがリタ・モレノのいる風俗店に通うなんて、日本のお父さん達とあまり変わらないな(笑)

このレビューはネタバレを含みます

 マイクニコルズの男性・女性について

 2010年6月14日 16時56分レビュー


1971年作品、製作、監督マイクニコルズ。ゴールデン・グローブ 助演女優賞受賞、アン=マーグレット。
 
先日鑑賞した素晴らしき青春映画「500日のサマー」。

そこでリスペクト出演していた「卒業」。

そこでピーンと思い出してしまいました。

初期ジャックニコルソン探求の意味で前から気になってた作品、で、若いとき一回挫折した経験もあり。
マイクニコルズ監督。

俳優から舞台演出、そして映画監督へ。

ニューシネマの甘くなく、酸っぱい略奪愛の大傑作ダスティンホフマンの「卒業」で大ヒット。

戦争風刺の「キャッチ22」を経ての本作。ビデオにての鑑賞となりました。





物語は、いたってシンプル。大学生の二人。性欲旺盛気味なジャックニコルソン。何か悩みながらも恋にうぶな感じナイーブなアート・ガーファンクル。

そんなメンズ二人のなにもかも話し合う「トークアバウトガールズ」な物語。

女性について彼らは、話し合います。

セックス、相性、体型、そぶり、感じ、まーいろいろ話し合う二人。
性格の違う彼らの女性とはについての話と経験とまた話しかよみたいな、、。

そんな話を大学から、時を経て点々と二人の女性遍歴を魅せる物語です。

愛の狩人となる二人の行く末はいかに?

このころ映画に出演しているアート・ガーファンクル。

もしゃもしゃ毛のアートですが、演技も上手。

私のお気に入り映画ニコラスローグの多面的性の迷宮映画「ジェラシー」では、素晴らしく変わった男性を演じております。

アルバム「サウンドオブサイレンス」で、グラミー賞を早々収めたミュージシャンです。

本作では、ジャックニコルソンの相談役、聞き役的受けの演技にまわっています。

そして本作でゴールデン・グローブを受賞するアン=マーグレット。

これまたお気に入り映画マックィーンの「シンシナティキット」では、勝負をぐらつかせる、悩ましいデーヴァを演じておりました。

本作では、大胆裸になり、じゃじゃ荒くれホース、ジャックニコルソンの恋人役を体当たりで演じています。とっても悩ましく、切ない感じの演技が良かったです。

まあ、ジャックニコルソンと対立できる相手として素晴らしい豹変ぶりでありました。セクシーであり、ゴールデングローブ受賞の演技も必見。

そして以後もマイクニコルズとは度々タッグを組むようになるジャックニコルソン。

精力絶倫、注文の多いガールズ選びに嬉々として、話しまくる男を豪放に熱演。

アン=マーグレットをフレンドに迎えてからの二人の火花は素晴らしい修羅場であります。

「だからニコルソンなんだ」とここで妙に納得しました。「ぶち切れ」ジャックファンの方は是非必見。

自分はジャクニコルソンの末路がなんとも現代的な男性像に今だと見えなくも無いかな?と思いました。 

ラストがとっても好きです。

所詮人生、男と女。二人の歩むそれぞれの女性に対するよもやま話、セックス、男、仕事、体型、外見、価値観、学歴、、。

いろいろな思いにかられながら、二人の道を我々観客は歩んでいきます。

ニューシネマ期の「愛の迷走」二人の道はどうなることやら?


マイクニコルズのある意味「男性・女性論」のようなニューシネマ期にふさわしい作品でありました。

ソダーバーグの「セックスと嘘とビデオテープ」をなんとなく思い出しました。



追伸
ジャックニコルソンの癖あるあの喋りがなんか好きです。マイクニコルズも見ていきたい作家です。