マクリントックの作品情報・感想・評価・動画配信

「マクリントック」に投稿された感想・評価

2020.11.24
キャスト的に期待したけど、よく分からんかった
シズヲ

シズヲの感想・評価

3.5
ジョン・ウェインVSモーリン・オハラの痴話喧嘩。主演二人と粗筋の骨子からして『静かなる男』を思い出すが、詩情が滲み出ていたあちらと比べると大分ユーモラス。アンドリュー・V・マグラレン監督作なのでフォードのような演出的な味わいは無く、あくまで普通の娯楽作に留まっている。何となくドタバタしたコメディを想定していたけど、蓋を開けてみれば砕けた気質の喜劇調西部劇といった感じの趣。最初から最後まで銃撃戦は皆無。2時間やる割に大した内容でもないし、夫婦のいざこざ以外にもやたら枝葉が伸びている感は否めないけど、個々の要素はそれなりに印象的。

デュークが父権的な人物をどっしりと演じているのはいつものことながら、モーリン・オハラもそれに負けないくらい威勢のいい女性を演じている。本作のオハラは色々と身体を張っているのでやたら印象深い。二人の痴話喧嘩からも何だかんだで根底の愛が見え隠れするので憎めないものがある。笑いの部分は総じてスラップスティック的で、階段から転げ落ちたり町中で追いかけっこを繰り広げたりと豪快。露骨なギャグ自体は全体から見てそんなに多くもないし、笑いとしてもちょっとフフってなる程度だけど、ジョン・フォードの世界観から受け継がれた(誇張された?)ユーモアを感じなくもない。泥まみれになりながらの大乱闘は清々しいくらい愉快。パトリック・ウェインは二世タレントであることを除けばパッとしない印象が強いが、本作では目立った脇役としてそれなりの華を持たされている。

本作は寧ろデュークが想像する“理想的なアメリカ像”が伺えることが一番の特徴かもしれない。“父権的な存在によって包括される、個々人の活力に溢れた町”という作中舞台はさながらジョン・フォードの騎兵隊映画のような雰囲気。どちらにおいてもデュークは“父親=強く逞しいアメリカ”の象徴だし、オハラとの対決や娘への態度も彼にとっての男性像の見解っぽさがある(逆説的にそれを受け止める女性像も含むかもしれない)。自由放任主義的な思想も目立っていて、入植者への「政府は何も与えてくれない、自分で土地を耕せ」という発言など政府による施しにも否定的。この辺りは特に市場原理的な観念が根強いアメリカらしい。現場を知らずに理屈ばかり語る役人やインテリに対する風当たりの強さもやはりデュークが出演していた騎兵隊映画を思い出す。

異人種の描写も印象的で(中国人はめちゃめちゃステレオタイプだけど)、白人を中心とするコミュニティーにさえ帰属すれば同胞として扱われる辺りに本質的なアメリカ像を感じる。インディアンに対しても“共存する隣人”としての見解を示し、敵対さえしなければ彼らも放任主義の対象として接する。不当な移住を求められたインディアンの武装蜂起を敢えて見逃すのは「大丈夫か?」感も半端ないが、つまるところ“人民の武装権”的な認識なんだろうなあ。アメリカ的世界観から外れない範疇で異人種の主体性を尊重し、基本的には不干渉の立場を取るというスタンスが興味深い。逆を言えばマイノリティへの公助に対する無関心にも通じるので、良くも悪くも前時代的な価値観ではある。
大地主として手腕を振るう中年男性(ジョン・ウェイン)が、娘の親権争いのために現れた別居中の妻(モーリン・オハラ)と対峙する。開拓時代を背景にしている、喜劇路線の西部劇映画。

大勢の入植者と先住民が集まってくる準州地域を舞台にして、強力なリーダーシップを誇るトーチャンと気丈な性格の火の玉カーチャンが、住民を巻き込んでの衝突劇を繰り広げる。多人種からなる人間ドラマが数珠つなぎで動いていくのが面白く、壮大なエキストラ撮影に驚愕することができる。

前半部は、「腰の銃は絶対に抜くな」と部下に促しながら、トーチャンが厄介事に善処していく展開。後半部は、離れていた娘と再会してから、夫婦の「仲良く喧嘩しな」を描いていく、ファミリー・ムービー的展開。カーチャンがヒール(悪役)の立ち位置だが、その裏側には優しさがあるところがポイントになっている。

白人同士の大乱闘を傍観しながら「これは愉快なパーティだな」と感想を述べる先住民族が最高。モーリン・オハラの体を張ったドタバタ・アクションも見応え満点。
eddiecoyle

eddiecoyleの感想・評価

3.2
ウェイン-オハラで『静かなる男』を微妙にずらしつつ再奏を試みる感じか。コメディ部分では落下(泥沼、階段、二階、馬)とぶっかけ(泥、酒、水、糖蜜)を主演の二人に執拗に繰り返すが、すべてに断絶されて畳み込まれないのがつらい。
ごとう

ごとうの感想・評価

2.5
奥さんがヒステリックでいつもイライラしている感じ。
マクリントックあんなに懐深いのに何が不満なのか不明。
でも結局は好きなのよね?って言うお話。
fkr

fkrの感想・評価

3.5
@CS/BS 面白い。予想だにしない会話、展開。こうなるだろう、の逆をいってちゃんと面白く成立させている。
卵を加えたロデオ合戦と、最後の夫婦鬼ごっこがよかった。仕事と家庭の姿が違うのってあるあるだよね。
デブ!デブ!ってひどいあだ名だなと思ったら名前だった。
2020 9.12 鑑賞
三度目
もう観なくて良さそう❗️
ゴン吉

ゴン吉の感想・評価

3.7
開拓時代の入植者たちを描いた西部劇。

先住民や町の人々からも人望が厚い牧場主の元に、別居中だった奥さんと大学通学のために下宿していた娘が帰ってきた。
他人からの信望とは裏腹に、愛妻とは気持ちのすれ違いで上手くいかずに喧嘩が絶えない。
妻が別居中に雇った未亡人の美しい家政婦も、二人の関係に水を差す。
泥まみれで喧嘩好きの当時の町の人たちの生活や、先住民に対する偏見なども垣間見ることが出来る。
熟年夫婦の喧嘩をユーモアたっぷりに描いた楽しい作品です。

「310日連続で成功ね💓」 

BS TVで鑑賞
落伍者

落伍者の感想・評価

2.0
勝気な奥さんに頭の上がらないジョン・ウェインって珍しいなと見ていたら、彼女の尻叩いてよりを戻す展開に、勝手にやっててくれとどうでもよくなる。長男がプロデューサーで次男が娘婿役のホームムービー。
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