「サヨンの鐘」は、1938年に台湾台北で起きた事故を題材として1943年に公開された李香蘭(山口淑子)主演の75分の白黒映画。当時、台湾を占領し植民地としていた日本は、台湾の先住民(日本は長年、戦後…
>>続きを読む1938年、台湾台北州蘇澳郡蕃地タイヤル族の村で起こった事故で命を落とした、少女サヨンの実話を清水宏監督が映画化した佳作。西条八十作詞、古賀政男作曲の歌になり哀悼の鐘まで設置された美談が語られる。美…
>>続きを読む
1943年封切りの台湾総督府、松竹の合作によるプロパカンダ映画
李香蘭主演
内容はほんと単純でいかにもなプロパカンダ作品って感じ
けど今見ると、コロニアリズム、ジェンダー、台湾のマイノリティ、皇民…
戦争が泥沼化していたときに作られたプロパガンダ映画というのはわかるのだが、当時の部落の様子をありのまま撮っているのが清水宏の真骨頂。
アウトサイダーたちへの視線。
彼のドキュメンタリー的な才能が遺…