初期と違って来て、物語うとする葛藤が見えて良い。
イルムヘルマンの涙の滴りが凄い嘘くさい。それが良い。
あれは涙ではない水だ。
ヒルシュミラーが病気の入院後、凄い痩せて視覚的に見えるがメイクや衣…
このレビューはネタバレを含みます
ダグラスサークの映画に影響を受けたファスビンダーが、自らの叔父をモデルとした作品にアメリカのメロドラマの要素を取り入れ制作された作品らしい。
ダグラスサーク作品を僕は見たことがないから具体的にどう影…
ハンス,1キロ2マルク40梨売り,1ポンド女購入希望,訪問,バー飲み,元警官,ブラ見せ女,咥え,見られ回想,警官時代愚痴,椅子投げ,怒られ,帰宅.暴力,起床,家族夜逃げ,嫁置き手紙,妻殴られチクり,…
>>続きを読む才能がない夢もない金もない。一番ないのは自尊心。日銭のため売るものもない。家族には馬鹿にされ続け居場所がない。そしてあらゆる事がつながっていない。音楽もない。多分どこかで既に死んでいたのだ。無を描こ…
>>続きを読む邦題が素晴らしい!
果物売り=四季売り。
影響を受けたと言われるダグラス・サーク先生の「天はすべて許し給う」も鑑賞して思ったが、他者が望む人物像と本人には乖離がある。 同性愛者として生きたファスビ…
多々あるファスビンダー映画の中で、故・佐藤忠男さんが「いちばん好きな作品」、マーティン・スコセッシが「マリアブラウンの結婚」「不安は魂を食いつくす」と共に押している今作。監督が劇団アンチテアター解散…
>>続きを読むお話については特に思うところがほぼないんだが、どんなに小品な作品でもショットにこだわりを感じる撮影は毎回見事。
そして脇役なのに素晴らしい魅力を放つハンナ・シグラとイングリット・カーフェンが美しか…
エグいほど急発進なズーム演出、荒ぶるカメラの躍動感、全てが上手くいかず救いがない映画だというのにアグレッシブすぎる見せ方に笑いそうになる。ファスビンダーまだまだ掘り甲斐がありそうと思わせる作風。ニュ…
>>続きを読むハリウッドメロドラマの巨匠ダグラスサークの強い影響下で撮られたというファスビンダー1971年の作品。強い母親の元で育った主人公が紆余曲折を経て果物の屋台売りになる物語。何をやっても上手くいかない破滅…
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