『怒り』を観てこの作品を無性に見返したくなり、やっと観れた。
この映画、4.5年前に観た時よりも強く心に残りました。
妻夫木君が世間的には悪人になっているけれど、その動機であったり、深津絵里への想…
このレビューはネタバレを含みます
正直いまひとつだった。期待しすぎたのかもしれない。せっかくの実力派俳優さんたちに音楽は久石さんだから、なんだかすごくもったいない気がする。
原作からの解説を読んで、やっと腑に落ちた部分もある。映画だ…
最初から最後までずっと暗くて辛い。
悲しいもの同士の妻夫木聡と深津絵里。
二人の演技がとにかく凄かった。
映画よりも先に小説を読んだが、より深く祐一の心情が理解できるので、原作を読むことをお勧め…
ふたりのぽっかり空いた穴がきれいにハマって、虚無を虚無でうめている感じがした。
だからこそうまらなかった。
どんな理由であれ、
強く惹かれ人生を投げだすほど人を愛することが生きてるうち何度できる…
個人的には人ひとりの死で二時間引っ張るほど、人の死にエンタメ的価値を見出だせず、また、窒息させるという映像的に爆殺や刺殺よりもつまらない殺しに、殺人を扱う映画としての黒いワクワクは満たされなかったが…
>>続きを読む(C)2010 「悪人」製作委員会