気狂いピエロの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『気狂いピエロ』に投稿された感想・評価

あくまでもいまの感覚で見た場合。本筋がちゃんとあるからストーリーはまあまあ追えたけど、即興だという演出がやっぱりキてると感じた。あと音楽の使いかた。

自己満足点 45点

(やや短文感想)
フランスのヌーヴェルヴァーグでお馴染みのジャン=リュック・ゴダール監督による代表作。

普段自分は芸術系の映画は好きな事が多いのですが、今作は絶望的に合わなか…

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やっぱりゴダールはハードル高かった。でも映像のカッコよさはビリビリと伝わってくる。特に冒頭パーティーシーンにおける横スクロール退屈表現と、マリアンヌがハサミの間からこちらを睨みつけるシーンはとても良…

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カン
4.0

映画の表現の幅を広さを最大限に利用している映画だと思った。もはや、これは教科書。
文字の使い方も音の使い方も、セリフ、色、
風景、目に見えているものがもの以上に伝わる感覚。やっぱりモンタージュって奥…

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本のタイトルでやりとりしてみたり、やってることはかわらないのにアンナ・カリーナが"かわいいおれの新妻"から"ファムファタール"になっていくにつれてどんどん絶望に近づいていくし、意地悪なアンジェラ、歪…

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3.0
人を殺し、車を奪って逃走中という状況にしては危機感はない。ダラダラと二人で舞って詩を語って言い争ったりしている。途中何回も寝てしまった。ラストのダイナマイトがあってこそ評価された作品だと思う。
ゴダールもゴダール自身にあぐらをかいている感覚。コメディにしては笑えないし、悲劇にしてはわけがわからない。これを観るくらいなら、同じシネスコでカラーの「女は女である」を観たほうがいい。

素晴らしい映像を撮る監督は色々いるが、作品で革命を起こせる監督は今のところ、ホドロフスキーとゴダールしか知らない。「イメージの本」ではコラージュの技法を極限まで突き詰め、所与のものとされていた要素を…

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3.7
フランス版ボニーとクライド
まだ自由の女神がパリにあった頃
プジョー404トレビアン
4.0

北野武のソナチネの初期タイトルは、沖縄ピエロだったらしい。たしかに、ソナチネに本作のオマージュと思われるシーンがいくつか存在することがわかった。2作品とも死の匂いが漂っている。ソナチネは直線的に死に…

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