黒澤明監督作品としては唯一まだ見てなかった作品だったがようやく見ることができた。
映画としてはかなりソリッドなつくりで、デルス・ウザーラという人物の魅力一本で映画を成立させているような印象がある。
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このレビューはネタバレを含みます
デルスと探検隊との交流に思わず頬が緩み、胸が熱くなる。
苛酷なタイガを生き抜く知恵と生命力を備えたデルスは逞しいが、その振る舞いには愛らしさも感じる。
後半の老いに怯えるデルスは、人間が晩年に感…
西部劇の影響を受けて『七人の侍』を撮ったのだから黒澤明は先住民族の話をやりたかっただろう。
それをソ連で撮ったのには驚いた。
しかも素晴らしい。
-友達は遠きにありておもうもの-
デルス狩猟民族だ…