醜聞(スキャンダル)の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『醜聞(スキャンダル)』に投稿された感想・評価

裕太
3.9
黒澤はここで「良心」 「正義」 「自己犠牲」 といったテーマに真正面から向き合ってて、後の作品群で繰り返し掘り下げていく核心がこの一本に凝縮されてる
3.8

コミカルに徹するのかと思いきや、グラデーションをつけながら徐々にシリアスに。気づいたらのめり込んでおり、いつの間にかメリハリを"効かされている"感が堪らない。なんとなくだけど「生きる」を見た時の感覚…

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志村喬の演技が素晴らしい。
珍しく三船があまり目立っていなかった。

旅先で出会った、芸術家の男と音楽家の女性。
それをたまたま目撃した官能雑誌の記者が二人の写真を撮り、雑誌に掲載した。
それが、美…

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Emiru
3.6

序盤まで完全にコメディタッチな作風だったのに、終盤に行くに連れてどんどんシリアスな社会派ドラマへと化す。
コメディ路線の前半は、
・画家のくせにオートバイに乗っている青江一郎とかいう、三船敏郎の皮を…

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4.4

これはひたすら面白い。
今作は何より志村喬の芝居が素晴らしい。賄賂を受けた罪悪感や病気の娘に対する精神的弱さの表現が素晴らしい。陽気だった彼がどんどん弱っていく。

悪いことする人間が悪い人とは限ら…

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これまたすげー面白かった。
黒澤映画で三船and志村が出てくる作品にハズレなしというか、これ75年も前の映画なのに、全然色褪せない。

スキャンダルを撮られて、根も葉もねぇ嘘を!とキレる三船。その法…

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昭和100年映画祭14
マスゴミの世界をこの時代でグッサリ刺した、流石の黒澤監督。記者が「なーに文章なんてテキトーでも写真ありゃなんとか大丈夫さ😇」とか平然と😅
新進画家のミフネさんがありもしないス…

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DVD📀所有、再鑑賞。黒澤明の1950年初松竹監督作品。「野良犬(49)」の菊島隆三、黒澤明共著脚本。三船敏郎29歳、山口淑子、志村喬主演映画。

新進気鋭の画家と美しい声楽家が偶然出遭ったところを…

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ま
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よかった。おほしさま。
志村喬がかなりいい。黒澤明は昔の作品の方が好きだな。
田中
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志村喬は頼り甲斐がある人物から、『生きる』や今作のような情けないダメ人物も演じるその幅が楽しい。現在も文春砲で50年経っても変わらないが、皆泣き寝入りで映画のように戦ってハッピーエンドにはならない。

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