いと高き所には栄光 神にあれの巻
モノクロ
戦争三部作の二作目
6つの戦争群像劇
オムニバス形式で綴る戦争の悲劇
エピソードの一つ一つに戦争による悲惨さが映し出されて、それが6つもあるもんだからな…
第二次世界大戦の悲劇を描く六つのオムニバス。一番のお気に入りは一話目。言葉が通じないながらも身振り手振りでコミュニケーションをとり、心を通わせ始めていた二国間関係が、すれ違いにより憎しみへと変貌して…
>>続きを読む1.アメリカ兵とイタリア女
言語の違うもの同士がお互いの故郷、家族などを伝え合って仲良くなれると思ったが、少しの油断でアメリカ兵はドイツ兵に殺される。イタリア女はドイツ兵を殺そうとして殺される。しか…
オムニバス形式の映画の良さ、それは異なるキャラクター達のそれぞれの話から共通とその映画のテーマを伝えられることなんだなと。
戦争映画ではあるけども前線ではなくその周りの人達のお話。国、宗教だったり…
市民と兵士との交流の中で生まれるドラマ。6篇に共通すること。また、その多くが異民族の間で起こる事。言葉が通じない制約から生じるエモーション、ユーモアとサスペンス。これもロッセリーニの算段か。
20…
戦争の中の人間性
ロベルト・ロッセリーニ監督による「戦争三部作」の2作目。第二次世界大戦末期から終戦直後のイタリアを舞台に、6つの異なるエピソードを通じて戦争の現実と人々の悲哀を鮮明に描いた一…
黒人と少年のエピソードと、最後の泣き叫ぶ赤ちゃんが印象的。戦争に翻弄される子どもを見るのは辛い。オムニバスは3本くらいにして欲しかったな。戦時中の現実を直視させるような演出がどの話も際立っていたが、…
>>続きを読むロッセリーニ戦争3部作の2作目。
『無防備都市』(1945)『ドイツ零年』(1948)と共に、ロッセリーニ監督の代表作である戦争3部作のの一翼を担う作品で、現実社会を直視してスクリーンに表現しよう…
無防備都市・ドイツ零年を見て、すっかりロッセリーニ作品の虜になってしまい、今作品も期待を胸に見た訳だが。
正直、中々に残念だった。今までも、荒々しくも力強いものが、感じられなかった。
そして、何か安…