戦火のかなたに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「戦火のかなた」に投稿された感想・評価

pier

pierの感想・評価

4.0

第二次世界大戦中、ムッソリーニが失脚し米軍が上陸した頃のイタリア。
6つのエピソードからなる、ロベルト・ロッセリーニの戦争三部作の一つ。
戦争の影響は様々な形で表れる。

【エピソード1】
村娘に独…

>>続きを読む
フィルムに焼きついた克明な戦後イタリアの姿にただ圧倒された。ストーリーに没入させながらも、剥き出しの現実を見せつけられるのはロッセリーニだけだろう。
ICHI

ICHIの感想・評価

3.6

ロッセリーニの戦争ものはイタリア語によるイタリア人の視点で作られているので、ハリウッド的な、正義のアメリカ、イギリスvs悪のナチスドイツという世界観とは違う作品になっている。かと言ってムッソリーニを…

>>続きを読む
床ずれ

床ずれの感想・評価

3.5
爆撃されて残骸だらけの人影のないフィレンツェの街を、男女が隠れて走るショットがよかった。ジョルジョ・デ・キリコ的白昼夢感。

戦地でのさまざまな人間模様を6部に分けて描いたフィルム。第6部で捉えられた船と水の生々しさが凄い。物語としては第2部、第5部が好み。人物描写の生々しさに、パルチザンって本当に一般人が戦っていたんだな…

>>続きを読む
amin

aminの感想・評価

3.8

6つのエピソードのオムニバス形式の映画。個人的にはエピソード2が好き。人によって好きなエピソードが全然違って面白い。戦争をテーマにして、全部違う設定とストーリーで、人間ドラマで、かつ安易な戦争反対で…

>>続きを読む
マグロ

マグロの感想・評価

3.9

イタリアの巨匠ロッセリーニによるネオレアリズモの代表作で、戦争がテーマの6つの短編からなるオムニバス。

ひとつひとつのクオリティが非常に高く、短編にしておくのがもったいない。

1 米兵兵と籠城す…

>>続きを読む

無防備都市・ドイツ零年を見て、
すっかりロッセリーニ作品の虜になってしまい、今作品も期待を胸に見た訳だが。

正直、中々に残念だった。今までも、荒々しくも力強いものが、感じられなかった。
そして、何…

>>続きを読む
Ken

Kenの感想・評価

3.6
オムニバスだった。

特に5本目が僕のかなり好みだった。

基本悲劇で終わるのって現代の私からするとかなり斬新というかベタじゃない感じがして、めちゃくちゃ面白いというか、ビックリする。
ユーキ

ユーキの感想・評価

3.9
戦時下のイタリアにおける人間模様。
6つのドラマのオムニバス。

戦争にハッピーエンドはなく、ただ無残。

あなたにおすすめの記事