戦火のかなたに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『戦火のかなた』に投稿された感想・評価

戦争の悲惨さを鋭く見つめた映画であり、「無防備都市」同様、普遍性を持った作品。
長く感じた

しかし、靴泥棒の話とフランチェスカの話
はとても心を打たれた

全てがリアルだ

イタリア戦のいかにもありそうな6つのエピソードを集めたオムニバス。
1.南部イタリア。村人たちが米兵を警戒する中,父と兄を探しに地雷のない道を知っている少女が案内を買って出る。しかし米軍指揮官は強く…

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4.6
めっちゃ好き。戦争を第三者目線から見てる感じがなんか皮肉がきいててとてもよいです。ただ全てが残酷。対立したらわかりあえない感じがつらいですね。同じ人間なのに。

イタリア語と英語と時折ドイツ語の入り混じる多言語映画だった。前半の3つのエピソードが特に、言葉の通じない者どうしがコミュニケーションしながら、他者との距離がどう縮まっていくか(あるいは縮まらないか)…

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5話目〜〜。神聖さと俗さ、野蛮さと聡明さ、人間の根源的なところを揺さぶってくる。

国どうしの物語に還元されてしまう激動に埋もれた、小さな人間が生きていたことの希望をすくい取ってくれてありがとう。

 ちょっとくどさはあるが、映画とカメラの冷徹さが一致した稀有な映画であるのは間違いない。死や悲劇を劇的に引き延ばさず、さらりと描いたのは、この映画が初めてかも知れない。
 黒人の話の一人芝居が素晴ら…

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4.4

MGM製作からはじまり、おったまげる!半分が英語!
見終えると、ロッセリーニは数ヶ国語に通じていただけに、ドラマが複眼的で素晴らしい事がよく判る。

ヴィスコンティの様に貴族らしさは無いが、ロッセリ…

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4.5

このレビューはネタバレを含みます

6つのエピソードからなるオムニバス映画。これだけ様々な人種が登場するとは思ってなかった(これもロッセリーニの無国籍ぶりゆえか)。

【1】シチリアのある村での、娘とアメリカ人兵士による言葉の通じない…

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BFI restoration DVD
Italian Neo-realism

なんとなく今まで気が乗らなくて見てなかったロッセリーニ作品。
辛くなるけど、素晴らしい作品。

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