イタリア映画のネオレアリズモの傑作と言うだけでは、この映画の素晴らしさを言い表わすのに充分ではないだろう。
当時ロベルト・ロッセリーニ監督の助監督であり、共同のシナリオライターであったフェデリコ・…
イタリア語と英語と時折ドイツ語の入り混じる多言語映画だった。前半の3つのエピソードが特に、言葉の通じない者どうしがコミュニケーションしながら、他者との距離がどう縮まっていくか(あるいは縮まらないか)…
>>続きを読む ちょっとくどさはあるが、映画とカメラの冷徹さが一致した稀有な映画であるのは間違いない。死や悲劇を劇的に引き延ばさず、さらりと描いたのは、この映画が初めてかも知れない。
黒人の話の一人芝居が素晴ら…
MGM製作からはじまり、おったまげる!半分が英語!
見終えると、ロッセリーニは数ヶ国語に通じていただけに、ドラマが複眼的で素晴らしい事がよく判る。
ヴィスコンティの様に貴族らしさは無いが、ロッセリ…
このレビューはネタバレを含みます
6つのエピソードからなるオムニバス映画。ネオレアリズモの代表格だが実に多様な人種が登場し、それぞれが必死に生きているのだから苦しんでいるのは前線の兵士やイタリア人ばかりではないと知る。
【1】シチ…
ネオレアリズモの名作が観たくて鑑賞。
戦争を実際に体験していない平和ボケしている私にとって定期的にこの"新現実主義"が教えてくれる不条理・絶望・やるせなさ・貧困社会・戦後の混乱などハリウッドの華やか…
「死ぬまでに観たい映画1001本」
アメリカ軍の上陸から始まる、イタリアの解放。
戦後間もなく作られているので、その臨場感が伝わってくる。人形劇も楽しい。
純情だったイタリア娘がアメリカ兵相手…