大人にきちんと取り合ってもらえない悲しさ、でも取り合われ過ぎても面倒だ。
ちょっと冒険した先、一気に街が立体的になってこちらも心細くなった。
本人も気づかないかもしれないけど、お花の勲章が残る落と…
アッバス・キアロスタミ「ジグザグ道3部作」の第1作。友人(モハマッド=レザ・)ネマツァデを心配して彼のノートを返したくて仕方ないアハマッド少年。
身勝手な大人たちや不甲斐ない大人たちの作る現実…
1993年日本公開の本作品を見逃していた私のような観客が多かったせいだろうか。「午前10時の映画館」はほぼ8割程度座席がうまっており、そんじょそこらの新作映画よりもよっぽど客の入りがよさそうな・・・…
>>続きを読む初キアロスタミ作品。もっと早くに出会いたかった監督です。
友達にノートを返しに行くだけの物語なのに、ラストシーンがスタイリッシュに収まっている。現実とドラマが入り混じる演出であり、シンプルながら手…
このレビューはネタバレを含みます
やっぱキアロスタミ好き。主人公、とりわけ少年というものにはメッセージ性を乗せたくなるものだけど、とにかく自然体。過剰な物語はつくらず、等身大の少年の冒険を描く。
母親の解像度高過ぎ。宿題しな!と怒…
何度も観たくなる映画、実家に帰る感覚に近い...
友人のノートを間違えて持って帰ってきてしまった少年アフマッドが、そのノート返すために奔走するという話。
一言で説明できてしまうくらいシンプルなス…
(C)1987 KANOON