歌麿をめぐる五人の女に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『歌麿をめぐる五人の女』に投稿された感想・評価

美人画で人気を博した喜多川歌麿を主人公に、彼の周りで巻き起こる恋愛のゴタゴタを描いた作品。板東三津五郎がとても軽妙な雰囲気で歌麿を演じていて◎私にはそこまで恋愛に生きる女の情念は分からない...
Jimmy
2.5

溝口健二監督の戦後第2作目であるが、タイトルから「歌麿をめぐって女たちが…」と想像していたのだが、観てみると全然そんな物語ではなかった。
歌麿の周囲に居る人達の人情ドラマ。

おきた(田中絹代)の「…

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mikan
3.7

歌麿が五人の女性にモテモテな話かと思った全然違った。歌麿が世話役として周りを助ける人情ドラマ風。
溝口監督の特徴…女性の恋心、情念を美しく薄暗く映し出す。
篠田正浩監督『写楽』の歌麿の印象が強かった…

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3.0
夜の女を演じる田中絹代は地味な顔つきが役に対して往々にしてバランス悪し。時代の割に男性陣の喋りが軽妙で気持ちよし。障子の裏で包丁を持つ田中のシルエットの下世話なまでの説明的ショットを一発で決める潔さ。

セットや衣装がすごく豪華で本格的、人も多く、いかにも溝口健二の作品。戦後すぐよくこんな作品が作れたな。

映像は、特に、画面の奥行きを利用したシーンが多く、すごく見ごたえがある。セットの大きさを生か…

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ENDO
4.0

カリスマの歌麿が周りの女を惚れ抜かせる話かと思いきや絵のモデルとなった難波屋おきたと武家から町絵師へと身を落とし反動で女狂いになった不肖の弟子小出勢之介の激しい色恋沙汰に振り回される人徳家として描か…

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2016年の感想。没後60年ということで溝口健二特集。いわゆる芸道物にも通じる、芸術物といっていいでしょう。当時の風俗を徹底的に時代考証したというが、正直、浮世絵に知識がないのでいいのか悪いのか良く…

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アノ
3.7
溝口の中でもかなり見やすくて好き。
田中絹代がまじでムカつく。
もた
3.5
エロティシズムも漂うが、同時に少しコメディ風でもあるという不思議な感覚。こういう作品もあるんだなと思った。

時代の寵児となった歌麿(坂東簑助)が、自らの創作活動のために多くの女性を翻弄していく。絵師の職人脳に振り回される女性たちの悲哀を綴っている、ヒューマン・ドラマ。邦枝完二の同名小説を原作に取っている。…

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