「彼女の写真を撮ってほしい」突然の依頼が始まりだった。東京の公園で、写真を撮り続ける大学生の光司(三浦春馬)は、幼い頃に亡くした母の影響でカメラマンを目指していた。ある日ひとりの男性から「彼女を尾行して、写真を撮ってほしい」と突然の依頼される。理由も分からないまま依頼を受けた光司だが、このことをきっかけに自分自身と、そばにいる女性たちと向き合うことになる。何でも話せていっしょにいることが自然だっ…
「彼女の写真を撮ってほしい」突然の依頼が始まりだった。東京の公園で、写真を撮り続ける大学生の光司(三浦春馬)は、幼い頃に亡くした母の影響でカメラマンを目指していた。ある日ひとりの男性から「彼女を尾行して、写真を撮ってほしい」と突然の依頼される。理由も分からないまま依頼を受けた光司だが、このことをきっかけに自分自身と、そばにいる女性たちと向き合うことになる。何でも話せていっしょにいることが自然だった幼馴染みの富永(榮倉奈々)。いつもやさしく力強く支えてくれる、親の再婚で義理の姉となった美咲(小西真奈美)。そして、記憶のなかの誰かに似ているファインダーの向こうにたたずむ謎の女性(井川遥)。光司の視線が3人の女性をまっすぐ見つめたとき、すべては少しずつ変わり始める──。
青山真治の映画愛が詰まった佳作。ゴダールのジャンプカット、明らかに小津を意識した構図とカメラワーク、どれも模倣品ではなく、自分のものとして物語を紡いでいた。世界基準の映画を作れる稀有な人を亡くしてし…
>>続きを読む「Helpless」「ユリイカ」の青山真治監督が、
おそらく初めて撮ったラブストーリー。
カメラマン志望の大学生(三浦春馬)が主人公。
親友の元カノ(榮倉奈々)、
血の繋がらない姉(小西真奈美)、…
小津の切り返しが染谷においてだけ行われないことによる肉体の不在の証明が、より被写体として映る俳優たちの演技や存在そのものの尊さを増加させる。
そういえば俺が東京に住み始めた頃、公園の多さと豊かさに驚…
「東京公園」製作委員会