【第10回カンヌ映画祭 監督賞】
『バルタザールどこへ行く』ロベール・ブレッソンの代表作。カンヌ映画祭コンペに出品され監督賞を受賞、キネマ旬報ベストテンでも第4位に選出された。
面白かった。ブレッ…
ブレッソンらしい「余分を削ぎ落とした」純度の高い映画。
脱獄映画といえばサスペンスやアクションを思い浮かべがちだが、この作品では派手な盛り上げは一切なく、囚人のわずかな所作、木片を削る音、縄を結ぶ指…
道具が集まったり、仲間が増えたり親密になっていく事であったり、段々と面白くなっていく。常にバレてはならず、ゾクゾクする。
というのもあり、最後は解放感によるハッピーエンドなのか…と想像していたが、そ…