全6部構成、9時間半超えの大作。その完結編。
戦争の不条理、どこまでも愚かな争いの下、“人間が人間である条件”とはいったい何か?を問いかけられ続ける、壮絶で骨太なドラマ。
長いけど、一瞬たりと見逃…
母は満洲引揚者で、小学生の頃の私に、事細かく引揚時の辛さ、恐ろしさを語った記憶が未だ鮮明であり、宝田明の、満洲に一人残された兄が大陸を放浪の末、新潟県で偶然再会した体験話が本作に被さり、三部作の中で…
>>続きを読む森の中をひたすら彷徨う第5部。
捕虜生活を送る第6部。
敗残兵を率いて彷徨う梶、避難民と出会い道を共にするが、弱いものから脱落していく。最初は待ってあげたりするんだけど、食べるものは無くなるし、歩…
たぶんこの映画を第1部から完結編まで全て見た(原作を知らない)人のほとんどが思う事を私も思いました。長い長い時間、主人公の苦難にたっぷり付き合ってきて、それで最後にあの結末かよ!雪の中で凍死って、お…
>>続きを読む女は脆く、男は惨い。問答無用で傑作。殺人と優しさの果ては重さに押し潰される。この二つが共存してる世界では、誠実な人がどれだけ壊されてゆくのだろうか、それは悲劇ではなく、どうしようもない出来事かのよう…
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