9時間半を超える長い旅の終着点。
戦争映画という言葉だけでは到底収まらない。これは一人の人間が理想を守ろうとして、何度も現実に踏み潰され、それでも最後まで人間であろうとした記録だった。
梶という…
シリーズ最終作は前作のラストでソ連軍との戦いを生き延びた梶が、同じく生き延びた川津祐介演じる寺田二等兵と諸角啓次郎演じる弘中伍長と共に敵陣を突破するところから始まります。自他共に認めるヒューマニスト…
>>続きを読む5-6
敗走編。
希望はおろか、メシも情報もない。
理想を抱き続けた主人公も、不条理な世界に飲み込まれてしまう。
[シリーズ全編を通した感想]
理想に燃える主人公を通して、敗戦以前の日本の不条理を…
小林正樹監督が手掛けた、戦争叙事詩の完結編(第5・6部)。
総上映時間9時間30分に及ぶ超大作。小林正樹監督の卓越した演出力、逃げ場のない凄まじいリアリズム、主演の仲代達矢をはじめとする役者達の鬼…
このレビューはネタバレを含みます
本作は、日本敗戦後の、中国での、『カジ』達、生き残りの、兵士達の様子を、描いた作品。日本が、敗戦した後であるため、『第一部』、『第二部』の、『中国人』、『朝鮮人』の、捕虜達の立場に、『日本人』が、な…
>>続きを読む精神的に疲弊し崩壊していく梶。唯一の希望を胸に歩き始めた先に待つものは…
第一部から全編通して友軍の卑劣さ醜悪さが痛烈に印象に残る。特に金子信雄演じる桐原はこんな畜生だったか…!と久々にスクリーン…
このレビューはネタバレを含みます
第5部
ソ連軍の猛攻撃を迎え撃った舞台は、梶たち3人を残して全滅した。ひたすら密林の中を彷徨うなか、彼らは避難民を連れた敗残兵の一団と遭遇する。梶の指示に従い同行することになるが、強行軍と飢えによっ…
このレビューはネタバレを含みます
美千子
幻の様な幸せだったよ
俺たちが中国人たちの犠牲の上に過ごした
艶やかな生活のために
今俺は高い支払いをしている
しかもその度に人を殺し
盗みをしなければ君の方へは一歩も近づけない
美千子
俺…
【鑑賞メモ】
戦争に善者はいない。
森の中は容赦ない生死の境界線なのに、差し込む光が美しいという皮肉。
映像の光り方と、雪と、色々含めて第一章に回帰していくような感覚。それでいて、決して同じではな…