DIG!の作品情報・感想・評価

「DIG!」に投稿された感想・評価

Emily

Emilyの感想・評価

5.0
もう15年以上前なのか!?このドキュメンタリーを初めて観た時は大興奮して心が震えた!

ブライアン・ジョーンズタウン・マサカーのアントンのインパクトが凄すぎて、ダンディ・ウォーホルズの存在感が薄くなりがちだが、同じラインからスタートした2バンド向いてる方向がどんどん分かれて行くのが見どころ。ドラマチック過ぎて「本当にドキュメンタリー?」と疑ってしまう。

7年間も撮り続けた監督すごいね。
仲良しだった無名バンドが、片方だけ売れて少しずつ離れていく様を収めたドキュメンタリー。

ブライアンジョンストンマサカーのボーカルが客の顔面をマジ蹴りするシーンがハイライト。
gigigi

gigigiの感想・評価

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つくりものじゃないこんな人生ってあるかしら!特典のアントンのインタビュー、すげぇ良かった記録
Loser

Loserの感想・評価

3.8
記録

なんか、言うほど確執あったかな?て感じでした。お互い認め合ってるからと言うのもあるだろうし。

個人的にはThe Dandy Warholsのファンなので、彼らのヒストリー的な一面を窺い知れて満足でした。

近年、コートニーの声がいまいち出てない気がするんですがどなたか理由を知りませんか?
ドキュメンタリー映画。
二つの無名バンドを追った作品。片方だけ少し売れだしてから歪み合って面白かった。
観た後にバンドの音楽を聞いてみたけどそんなに好きじゃなかった。
シン

シンの感想・評価

3.0
二つの無名バンドを追ったドキュメンタリー映画
ダンディウォーホールズはCMとタイアップして少し売れた
あまり内容は覚えてないけど、ブライアンジョーンズタウンマサカーのフロントマンが放った台詞で印象的だったのが

「ビートルズは金で愛を売ったが俺達はタダでくれてやる」
ルネ

ルネの感想・評価

5.0
2006年。 監督はオンディ・ティモナー。

2つのインディーズ・バンド、“ブライアン・ジョーンズタウン・マサカー”と“ダンディ・ウォーホルズ”の愛憎相反するライバル関係を7年間にわたって追いかけた音楽ドキュメンタリー。2004年のサンダンス映画祭ドキュメンタリー部門で審査員グランプリを受賞。(映画.comより)

ブライアン・ジョーンズタウン・マサカー(BJM)のアントン・ニューコムと、ダンディ・ウォーホルズ(DW)のコートニー・テイラーは、知り合って意気投合し、2年ぐらい一緒にライヴをやったり仲良くしていた。

DWがメジャーと契約してから関係がギクシャクし始めて・・・という流れ。

アントン・ニューコムはライヴでブチ切れてメンバー殴ったりする、ヤバい人。 映画の中では天才として扱われているのだが、音源を聴くと普通にかっこいいけどそうでもないと思う。 ボビー・ギレスビーみたいな声で、スピリチュアライズがまったりしたみたいな音出してます。 メロディーは結構いいと思うのだがオリジナリティがなくて、そこで止まってると思う。

レコード会社の重役が見に来てるライヴで暴れたりして、大切なところでちゃんと行動できない。 実の母が「高校の頃50回補導されたけど、全然懲りてなくて少年院に入れられた」って言っていたので、病的なものだと思う。 お父さんも病んでました。

レコード会社に行った時、「オレは楽器が80種類弾けるんだぜ!」とか、経理の人に「オレは天才だからすごい有利な契約をして、メチャメチャ稼ぐ! そしたらちゃんと金を数えてくれ!」とかまくし立てるシーンに爆笑しました。 目先の事しか考えられなかったり、幼稚なんですよね。

確かにシタールとかも演奏していたが、80種類の楽器って想像できない。 レコード会社の人にどんなの弾けるんだって何回かツッコまれて、「中国の変な楽器だって弾けるぞ!」って言ってたけど、名前も知らない楽器弾けるんかい(笑) 

ドラッグやりまくってヘロヘロになって画面に登場するし、ライヴで客の顔に蹴りを入れたりもするので、結構楽しめます。 普通にインタヴューに答えたり、日本のシーンでファンと普通に挨拶してたりもするので、アップダウンがあるのかもしれない。

一方DWはすごい普通の人達で、ヴィジュアルも地味。 「Bohemian Like You」って曲が売れて当時話題になったけど、思いっきりストーンズの「Brown Sugar」なので興味を持たなかった。 「フォー!」って掛け声までそのまんまだったりして、今聴くと元ネタというよりパロディーに近いかもしれない。

そんな感じで甘くみていたのだが、アルバムを聴いてみたら結構カッコ良かった。 この曲みたいにポップな曲はあんまりなくて、まったりサイケな雰囲気でした。

2つのバンドの対立は演出っぽい要素が強いけど、レコーディングのシーンやライヴシーン、ツアーで移動のシーンなんかの編集も上手くてすごく面白いです。
実在する2バンドのドキュメンタリー映画。

ブライアンジョーンズタウンマサカーとダンディウォーホールズ。
どっちのバンドも「よくクロスビートとかロッキンオンとかで名前見たなー」って感じで、音はなんとなくだけ知ってた感じ。

ロックを扱ったドキュメンタリー映画だと他に面白いのがあるのでアレですが、
インディからのし上がって行く過程を、しかも2バンドの運命を、となると中々珍しい作品であるのは確か。
実際の映像もハンディの安いデジタルカメラで終始撮られており、
そこが足りないカットやセリフを産み出している事にリアリティがある反面、
セックス・ドラッグ・ロックンロールを地で行く破天荒な生き様も計算して演じてる様に感じられイヤラシいなぁと。
その二面性も含め評価されたのかもしれないですな。
masayaan

masayaanの感想・評価

3.5
気付けば、映画を観るという行為自体がほぼ1か月ぶり。『キャロル』をもう一度見よう、寝落ちした『ヘイトフル・エイト』のリベンジをしよう、まあ、そのうちね、などと悠長に思っていたら、ここまで来てしまいました。年度末の恐ろしさよ・・・・。

生活と、労働と、日々の濁り切った泡の中で、芸術はやはり束の間の現実逃避に過ぎないのだろうか?ということを問いたいわけでもないが、借りっぱなしだったディスカスの封筒を開封、『DIG!』なるドキュメンタリー映画を観てみると、そこには音楽に人生をかけた人たちの生き様が素描されていた。と言っても、順風満帆のサクセス・ストーリーではない。そこで音楽は、労働でもあり芸術でもあるように思う。

カメラは、90年代半ばにデビューし、「もしかしたら何かを変えるかもしれない」という業界の期待感を背負った二組のロック・バンドを、ふらふらと追いかけている。90年代・・・・ロックが、ポップ音楽の世界でぎりぎりメイン・ジャンルの一つであった最後の時代。その最後の象徴、Oasisの衝撃をアメリカの郊外で受け止めたかのような、レトロ・モダンなサイケデリック・ロック。当時のUSインディーでこんな音がなっていたのだなと、単純に勉強になった。

一組は売れ、躊躇なくメジャー契約を締結するものの、やがて気鋭のロック・バンドから退屈なポップ・バンドへと飼いならされていく過程が(こういう考え方自体がだいぶ時代遅れな気もするけど)淡々と描かれ、どこかで聞いたような「ギョーカイの腐敗」と「妥協的な成功」の物語をしょっぱく奏でている。そこでは、音楽はすでに労働であり(実際、彼らは大企業との契約労働者である)、契約解除に怯えながらかつての盟友たちを「切って」いく様はまさに戦略的なサラリーマンである。

もう一組、この映画でどちらかと言えば中心的な描かれ方をしている方のバンドは、天才肌だが性格にやや難あり、という、こちらもどこかで聞いたような「カリスマの栄光と挫折」の物語を(こう言ってよければ)予定調和に反復している。だいたい、Oasisが最終目標のバンドが94~95年にデビューして今さら何ができるのだろう。いや、何かができたかもしれないのだ。実際、中心人物のアントンは、「俺たちがデビューする前、ラジオではPearl Jamが流れていたが、俺たち以降、The White Stripesが流れるようになったろう」という。バンドの結成メンバーは彼以外、全員脱退してしまったが。

映画としてどうこう、というのはまったくない。ただ「ロック」という音楽のことをぼんやりと考え、気付くと眠たくなっていた。ロックが、ポップ音楽において流行遅れのサブジャンルとなってから久しいが、今日もまたロック・バンドは時代遅れの夢を見てはあっという間に消えていく。彼らの人生と、生活と、労働と、もしかしたら芸術的野心の結晶となった音楽を、人はアップル・ミュージックで冷やかし半分に聴いたり、聴かなかったりしている。好むと好まざるとに関わらず、人はいまそういう時代を生きている。ということをぼんやりと考えていた。
DrPenpen

DrPenpenの感想・評価

5.0
最高にリアルなロックンロールドキュメンタリー。アンダーグラウンド界のヒーローBRIAN JONESTOWN MASSACREとアンダーグラウンドから脱しようともがくDANDY WARHOLSの二つのバンドを中心に、アントン・ニューコムの狂気をあぶり出す。音楽を作る、ロックするとはどういうことなのか、アントンは痛々しいまでに曝け出して伝えてくれる。
BJMはこの映画公開当時はメインストリームから逸脱した一介のカルトバンドでしかなく、劇中でも「ビートルズは愛を売ったが、おれたちはタダでくれてやる」と言っているように、ほとんど全てのオリジナルアルバムを公式サイトからフリーダウンロードできるようにしていた。今は珍しくはないが、そんなことをしているバンドはほとんどいなかった。楽曲は瑞々しいシューゲイザーから伝統的なフォーク、危険なサイケと多岐に渡るもので、アルバムごとにテーマがハッキリしている、かなり練度の高い上質なロックンロールが詰まっている。劇中で印象的に使われるロックアンセムであるnot if you are〜はGIVE IT BACKというアルバムに収録。
BJMは本作品公開から数年後にリリースしたMY BLOODY UNDERGROUNDでNME誌に大々的にピックアップされ、アルバムの完成度の高さや、時代がやっと追いついたと言わんばかりにメインストリームに躍り出た。しかし、アントンはその後ドイツに渡り、さらにアバンギャルドさを追求した作品郡を作り続け、またメインストリームからは遠ざかりアンダーグラウンドへ。
DANDY WARHOLSはアントンと一時和解し、本作品公開後にライブでアントンをゲストに呼んだ。数年後自主レーベルを始めるが、音に目新しさはなく00年代前半のロックンロールリバイバルに置き去りにされてしまったと言えるだろう。
思うにオカマみたいなバンドマンが蔓延ってロックがなにかも解ろうとせずにギャーギャーやってんのも、この映画一本観たら解決できるわな。これが解らんかったらギター捨てて手首切って死ね!
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