勅使河原宏監督作品。安部工房原作・脚本。122分。
-2024/1/2(火)-①
哲学と映像美と世界観に殴られたような映画。
ラストの能面の群衆の中に紛れながら歩くシーンは恐ろしかった。誰もが仮面…
入江美樹目当てで見たが、やはり秀逸な唯一無二な存在であり、この映画に花を添えている。
全編通し不条理なプロットが流れ、カフカのようで好み。
女における化粧が仮面であるという会話が伏線になっていて考え…
小説原作故か、ほぼ屁理屈めいた哲学的な台詞をこちらが消化しきるのを待たずにどんどんなだれ込まれてこの作品が何を言いたいのかを見失ってしまった
別にそんな事真剣に考えなくても十分面白い映画だけど、深堀…
アバンギャルドな設定、社会的にタブーと据えられそうなテーマに切り込んでいて、演出なども実験的だ。(とくに病院内のシーン。)
けれど、あるシーンで思わず吹き出してしまった。
事故で顔が変わってしま…
哲学で殴られ続ける二時間。
このテーマ自体が好きなんだと自覚。
奇しくも1年差の1967年『仮面/ペルソナ』があるが、あちらは内的な仮面だったがこちらは完全に外的な仮面をまとう。
またメインの男のス…
この映画に立てられた問いについては以前も考えたことがあってそれは自分に深く関わるものだけれど、だからこそ映像の中で描かれる狂気が一つ一つ刺さった。
美術がかっこ良すぎるし映画全体の非現実感に大いに寄…