原作の普遍性と強固さもあってか、後期加藤泰で2時間半超えでもそんなにダレない。剣劇よりも会話劇での顔面アップの切り返しが光る。高橋英樹に獣臭さが欠けていたり田宮二郎は面だけでひどい大根だったりしても…
>>続きを読むおばばタフすぎな話。色んなバージョンで見てきた武蔵だけど、“もしも加藤泰が宮本武蔵を撮ったら”をやってくれてるから楽しい。特に武蔵が「悟り」を切望するシーンは好き。画面左でずっと漬物つけてる。それと…
>>続きを読む少々長引いてはいるが素晴らしい。高橋英樹の目線は切り返されて然るべき引きのショットからも反対に向き、田宮二郎の正面を向いた目線からは斜めに目を向けるしか無い。戦闘のローアングルももたつきではなく素…
>>続きを読む1973年製作、監督は加藤泰、脚本に野村芳太郎の名前がある。
武蔵は高橋英樹、小次郎は田宮二郎、お通は松坂慶子、沢庵和尚は笠智衆、又八はフランキー堺、朱美が倍賞美津子という布陣。
前編の山場は一乗寺…
松竹による高橋英樹版の宮本武蔵。東宝の三船3部作、東映の錦之介5部作に比べるとどうしても作品として弱くはなっちゃうな。(大映の知恵蔵版は未見)
単純に高橋英樹のキャラが弱い。後発故に、威厳のある三…
現代の価値観では推し量れない情動によって各人物が突き動かされて映画が進んでいくため、共感とか理解の前に画面の激しさに無理矢理引っ張られていく感じ。強烈。眉無しお歯黒ババアが面白すぎて出てくる場面全部…
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