任侠映画の名匠というイメージの加藤泰の宮本武蔵。内田吐夢と中村錦之助コンビの傑作があるにもかかわらず映画化するのは、加藤泰の作家性に依拠した作品なんだろう。でも脚本は、野村芳太郎とジェームス三木なん…
>>続きを読む原作の普遍性と強固さもあってか、後期加藤泰で2時間半超えでもそんなにダレない。剣劇よりも会話劇での顔面アップの切り返しが光る。高橋英樹に獣臭さが欠けていたり田宮二郎は面だけでひどい大根だったりしても…
>>続きを読むおばばタフすぎな話。色んなバージョンで見てきた武蔵だけど、“もしも加藤泰が宮本武蔵を撮ったら”をやってくれてるから楽しい。特に武蔵が「悟り」を切望するシーンは好き。画面左でずっと漬物つけてる。それと…
>>続きを読む少々長引いてはいるが素晴らしい。高橋英樹の目線は切り返されて然るべき引きのショットからも反対に向き、田宮二郎の正面を向いた目線からは斜めに目を向けるしか無い。戦闘のローアングルももたつきではなく素…
>>続きを読む『悟り』とは何か?『悟り』の域に、達したのは、『宮本武蔵』ではなく、幼馴染みの、『又八』であった。『悟り』とは、大きな目標ではなく、身の回りの、人々の、優しさに触れ、身近な人の、有り難みを、噛み締め…
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