現代インチキ物語 騙し屋の作品情報・感想・評価

現代インチキ物語 騙し屋1964年製作の映画)

製作国:

上映時間:91分

3.8

「現代インチキ物語 騙し屋」に投稿された感想・評価

曽我廼家明蝶+伊藤雄之助+船越英二+丸井太郎のショボい騙し屋グループが大阪を舞台に繰り広げる爆笑劇。
こんな増村作品があったとは知りませんでした。
とにかくテンポがよくて痛快。女将役の園佳也子、骨董品屋の上田吉二郎も◎
moku

mokuの感想・評価

3.8
曽我廼家明蝶、伊藤雄之助、船越英二、丸井太郎の4人による、手を替え品を替えな騙しのチームプレイが楽しい。
話術の巧みさとそれぞれの演技もあって、憎めないのよね。
なかなか仲間に入れて貰えない犬塚弘も◎
「電話の権利売ればいい」って台詞に時代!って思いましたね。(今や二束三文)


<名脇役列伝IV 怪優対決 伊藤雄之助vs西村晃>
てふ

てふの感想・評価

4.0
190706 シネマヴェーラ渋谷
「伊藤雄之助、西村晃特集」35mm
アノ

アノの感想・評価

3.7
開幕口のアップからシネスコ画面いっぱいに横たわり泣きじゃくる豚のような丸井太郎から傑作の予感に包まれる。
曾我廼家・伊藤・船越・丸井らの演技、白坂依志夫の台詞回しどれも素晴らしい。
小判狙いの騙しで傷痍軍人の変装をした伊藤雄之助が出てくるとこのギアの上がり方には笑う。
増村版「万引き家族」みたいな内容だが、圧倒的にこちらの勝利。楽して稼ぐために平気で詐欺しまくるってのがいい。
物語としての展開はゼロなのに4人のインチキ男の魅力だけで持続させる。
これならアッサリとメタフィクション的な導入も出来るし、いいよね。
この題材なら増村が撮らなくてもとは最初思ったが、パクパク食う飯の食いっぷりのヨサ(うどんが箸からこぼれるくらいズズッと、おでんにがっついて熱くて口からおっこっちゃう、みんなで2万円儲けて牛鍋をつつきあう)、伊藤雄之助と船越英二諸々のやりすぎではない大芝居が最高。
女の方が一枚上手なのも増村節。
伊藤雄之助が競馬場で土下座をして、電話ボックスにすがりつくように周ってまた土下座するところと、二号さんのアパートをゴソゴソとあさり、ネグリジェ姿を眼前にみせつけられる素晴らしい場面に鏡が現れるところがバツグン。
傷痍軍人の格好して出てくるところには劇場もろとも爆笑してしまった。ユスリ屋が現れて椅子にデンと腰掛ける場面は『月世界の女』以来、観客を歓喜させる最も映画的な表現である。
増村は動きからコンテを組んでるから物語を語ることからズレている。唐突にカメラが上から屋根をナメて俯瞰になったり、回り込んで柱や襖の枠を使って切り取る、覗いているような視点にはだんだんと感覚がマヒしてくる。
現在のシネコンでこの映画をリメイクしたら、この人物一人一人の経歴を長々と解説、説明、分節化することによって映画としての活力を殺してしまうのだろう。
konomo

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3.6
伊藤雄之助と監督目当て。
口八丁であるところから頂き、政府にはビタ一文払わない(税金含まれてるから馬券も買わない)詐欺師チームもので、仕事のポリシーがはっきりしてるから安心してあの手この手を楽しめた。テンポがとても良い。

舞台はちょうど前の東京オリンピック直前の時期の大阪で、補償も満足に受けられない傷痍軍人を普通に見かける戦後感がありながら、街はオリンピック景気に沸いてもいて、ないねー今回はこういう勢い…ってなんかしみじみした。
人をだましても相手にだまされたと気付かれないようにやるのがモットーの詐欺師を描く。
カット割りが細かく、一つ一つの場面がカッコいいので、うっとり。人をだますために俳優たちが詐欺の小芝居をやるのも面白くて、あっちこっち見ないといけなかった。情報量がすごい。

詐欺師4人組で一番芝居がうまいのが伊藤雄之助だけど、船越英二も負けてなくて、詐欺師にすごく溶け込んでいるもんだから、見ていて「あんた仮にも大映のスターだろ」って思ってしまう。

「名脇役列伝IV 伊藤雄之助 vs 西村晃」@シネマヴェーラ渋谷
mfvlt

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3.5
増村未ソフト化
ラストカット、ダダルズ『顔が出る』との親和性が
mrhs

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3.5
脚本はもちろんだが、会話=切り返しの連続で全く飽きさせない画面設計の上手さはさすがだと思いつつ、山上たつひこにナニワフレーバーを振りかけたような黒い笑いのセンスにはピンと来ず。ただ"自衛隊員"が三島由紀夫そっくりなのには笑った(が、これは意図せざる偶然?)。

あとこのやかましさにはやはりモノクロではなくケバケバしいカラーがふさわしかったと思う。
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