超面白い!。クレーンショットで登場人物の説明を一気に済ませる冒頭から、いい予感が漲ってる。明朗な人情喜劇が後半から一転、死んだ船越英二の保険金を巡る欲深いブラックコメディへと変貌し、安易なヒューマニ…
>>続きを読むアホで浅ましい人間しか登場しない。唯一、京マチ子だけが綺麗な心を失わない。
冒頭のオープンセットとクレーン撮影に圧倒される。斎藤一郎の音楽も、いつもと違って遊んでいるし、衣笠はスタンダード画面いっぱ…
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大阪生まれである京さんの大阪弁をいっぱい聞かせてもらいました。人情に溢れていて気持ちの優しさや可愛らしさがスクリーンを通して伝わりほんわかした雰囲気で良かったです。
かしまし娘やミスハワイ・…
長屋の窓から覗く住人の生活をクレーン使ったワンカットでじっくり映していく気合の入ったオープニング。以後も人が騒がしく入り乱れるこの長屋のオープンセットはやっぱり見事。事故で死んだ船越英二の通夜の席で…
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何度か繰り返される 夫婦じゃおまへんか という切なる絆、しかしそれすら夢であったとわかる展開に泣きたくなる
お千を横目に染子はもはや醜く映り
それはそれであの世界で生きるということか
しかしあく…
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芸人たちの住む長屋が舞台で演じる面々も本業ゆえに生き生きしてるというか、熱のこもった感じがしてとても良かった。
お千ちゃんが時代を超えて菩薩に感じる。
すんなりくっついた船越英二の「死んでも惚気て欲…
京マチ子がラストでクラリネットを吹きながら呼び込みをして人混みに消えていくシーンは良かったが、それと並行して描かれる芸人たちと客のリアクションのシーンも含め、何度も同じことを繰り返すのにはうんざりし…
>>続きを読む〈三回忌追善 大映映画の大輪の華(はな) 京マチ子〉
19:30開映
共同体という「泥」(作中のセリフ)のなかに咲いた京マチ子という蓮花が、戦後個人主義を権利としてではなく贈与として達成する物語と…
やはり大映で水準の高い映画を撮るのはかなり困難なのを実感。美術に負けてしまう事が多い。しかし、衣笠貞之助は伊達に日本映画の礎を作った1人ではない。オープンセットに絶妙な人間の配置。漫才も鳴り物芸を並…
>>続きを読むマチ子様は掃きだめの天使のような役(ダメ男にとっての理想の女神像)で、元芸人の父親のクズっぷりがひどかった (鴈治郎さんがそれだけ上手いということ…)
話の内容はともかく、ごちゃごちゃした貧乏長屋…