現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行の作品情報・感想・評価・動画配信

『現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

モラトリアムな童貞3人組のダラダラとした会話と、地味な犯罪描写で湿った空気感を纏った映画。監督特有の密室が舞台ではなく、新宿の街並みや江の島の海岸など開放された風景のある今作であっても、息苦しさは密…

>>続きを読む

モノクロ画面の中の、車窓の外の昼間の白さ、海の白さ、太陽の白さ、白い部屋の中で白い服をまとう女性、あるいは彼女たちの白い裸体から、黒い服を着た主人公たちは疎外される。
ゴダールの壁はここでは八方塞が…

>>続きを読む
青森から上京してきた三人の男。怠惰暮らしで、やがて自滅する。自業自得なのに怒りのボルテージは高まる。脚本は坂部俊高。助監督は小水一男。
lag
4.6

生きてるのが嫌んなったなんていつもですよ。大都会の中の孤独とでも書きますかそんなんじゃねえようるせえ誰が好きで自殺なんかするもんか。夢や希望にはいつも裏切られてきた俺は人を信用できねえ。俺は山ゆりお…

>>続きを読む
インモラルで不愉快。だけれども映画の最後、映画の持つ性質のような夜の部分がその一瞬晒されたような。何かとてつもない可能性が見えた気がする。
22-261
DVD
だらだら駄弁ってばかりの3人組が、低いテンションでだらだらレイプしたり、美人局でボコられたりした挙げ句、理由無くだらだらと死んでいく物語。
好き。
殺されたんだの台詞は、若松孝二の世の中への刃が映し出されたようであった。

ピストルで撃ち抜かれるような衝撃の稲光を鑑賞後感じた。
さっきまで歩いて来た新宿だ、とか、風景が伝わって来るんだけど、カメラがあまりハマっていなかったので…
2.7

主人公三人を通してあの時代の空気をそのままに性に悶える最下層の青年たちの悶々っぷり生々しく描かれるけれど、彼らにあまり共感できないのは演出を通して監督の「ピンクを見る若いやつはこんなのばっかりだろ」…

>>続きを読む
これは青春映画でもあるし、ピンク映画でもある。
特に覗きを長回しで撮り続けるシーンが印象的。
行き場の失った若者たちのラプソディー。

あなたにおすすめの記事