モラトリアムな童貞3人組のダラダラとした会話と、地味な犯罪描写で湿った空気感を纏った映画。監督特有の密室が舞台ではなく、新宿の街並みや江の島の海岸など開放された風景のある今作であっても、息苦しさは密…
>>続きを読むモノクロ画面の中の、車窓の外の昼間の白さ、海の白さ、太陽の白さ、白い部屋の中で白い服をまとう女性、あるいは彼女たちの白い裸体から、黒い服を着た主人公たちは疎外される。
ゴダールの壁はここでは八方塞が…
生きてるのが嫌んなったなんていつもですよ。大都会の中の孤独とでも書きますかそんなんじゃねえようるせえ誰が好きで自殺なんかするもんか。夢や希望にはいつも裏切られてきた俺は人を信用できねえ。俺は山ゆりお…
>>続きを読む主人公三人を通してあの時代の空気をそのままに性に悶える最下層の青年たちの悶々っぷり生々しく描かれるけれど、彼らにあまり共感できないのは演出を通して監督の「ピンクを見る若いやつはこんなのばっかりだろ」…
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