波の数だけ抱きしめての作品情報・感想・評価

『波の数だけ抱きしめて』に投稿された感想・評価

odyss

odyssの感想・評価

3.0
【バブル崩壊の年の映画】

昔ロードショウで見たのですが、BS録画にて再見。

最初のあたりで黄色いオープンカーが砂浜で動けなくなるシーンは覚えていましたが、あとはほとんど忘れていました。20年以上前の映画だから当然かも知れません。

中山美穂と織田裕二の、何とも歯がゆく進行しない関係(およびそれに付随する四角関係)と並行して、小さなFM局(法律の規制で出力を一定以上に上げられない)の聴取範囲を、中継装置を作ることによって広げていこうとする若者たちの努力が描かれています。

湘南の浜辺や海は美しいし、夏休みに勉学するでもなくこういう好きなことに打ち込んでいるお気楽大学生たちの様子も、楽しそうというか、深みはありませんけどね。一応、最初のあたりには就職どうしようという話が出てくるのですが、どういうわけか途中で消えてしまう。4年生なんだし就職は一生の問題だからもっと真剣になってもいいはずなのに・・・と思うのは老婆心的な考えでしょうか。

中山美穂はこの時21歳。女優として盛りの頃ですね。彼女、あんまり映画には出ていないから、結局この作品と『Love Letter』とが代表作ってことになりそう。

一人だけ、大手の広告代理店勤務のサラリーマンという設定の別所哲也。彼は中山美穂めあてで彼らに近づきながら、結局FM局を商売に使うことで彼らを支援し、社内で自分の仕事ぶりを上役にアピールしようとする。でも、一千万も使ってあの結果じゃ、クビじゃないかな・・・。一千万といったらそれなりの大金。ちゃんと返せたのかなあ・・・。

あと、中山美穂は上智大学国文科の学生だということになっている。両親が仕事の関係でアメリカにいて、彼女もアメリカに来るよう言われているという設定で、いわば国際派だから、そういう学生がいるのは上智大だということなんでしょう。でも、大学を卒業せずにアメリカに来いってのは、どうなのだろう。この映画ではあくまで織田裕二から離れることがどうかという視点でしか彼女のアメリカ行きが問題にされておらず、ちゃんと大学を出るのか出ないのかという視点がない。大学4年生なのに織田裕二が就職のことをあまり考えていないのと同じ。恋愛と趣味だけで生きている大学4年生。うらやましいなあ(笑)。

FM局ではまだLPレコードをかけている。1982年が舞台ですけど、この年はCDが一般向けに発売された年でもある。ただし普及はそれから2~3年たってからだから、1982年はLP全盛時代の最後の頃だったわけです。カートリッジがshureだったり、TEACのオープンリール・レコーダーで番組をあらかじめ収録して流したり、うーん、懐かしい。

この映画が公開された1991年は日本のバブル経済崩壊の年。金とモードに踊った軽薄な時代の終焉を飾るにふさわしい映画・・・なんだろうかな。
中山美穂が好きだったからみた映画。結ばれなくてやだった記憶が。昔すぎてあやふやだけど。
ARiES

ARiESの感想・評価

3.8

ユーミン最高〜
結婚式、心ほどいての歌詞✨
小杉が到着する時の絶妙なタイミング
横を通り過ぎる真理子、旦那様🤭誰?
こういう織田裕二さんの演技、好き👏


Rosanna♪🌺Toto☺️

スティーヴ・ポーカロ
ロザンナ・アークエット

いい時代〜
ホイチョイ3部作の中では個人的に一番良かった。
今回、フォローしている方のレビューに触発され久しぶりに視聴。

中山美穂さん、松下由樹さん、黒ドーラン塗りまくり⁈
でも薄ピンクの口紅がとってもキュートだった。当時って流行ってたっけ?

とにかく使われている楽曲が良かった〜、ユーミンの曲はもとより、いきなりバーティ・ヒギンズの「Key Largo」、懐かしい〜☺️
次から次へと’70年代後半〜’80年代前半のよく聞いたAORが。。。
シェリル・リンの「In The Night 」ではレイ・パーカーJRのギター🎸が炸裂❗️
TOTOの「Rosanna」が流れた時は鳥肌が思わず立ってしまった😅
もも

ももの感想・評価

3.6
本作と『彼女が水着に着替えたら』と『私をスキーに連れてって』で、ホイチョイ三部作って言うんですね。当時は観なかった全作品を観終えたけど、本作が一番心に馴染んだ。FM局♪ユーミン♪夏の浜辺♪⛱
それにしても、みんな驚くほど真っ黒❗️オイルつけて焼いてたんだろうけど(私は焼いたことがない)今じゃ考えられない😅
あの口紅の色が懐かしい💕
いとみ

いとみの感想・評価

3.4
ポリンかわいい
松下由樹とてもかわいい
途中で寝落ちはするけど、かわいいのです
深緑

深緑の感想・評価

3.5
普通に観れるけど「私をスキーに連れてって」にあったあの感じ(言語化不能)は大分薄れちゃったなといった印象。

「えっ!?織田裕二は中山美穂諦めてそのまま松下由樹に行けばいいじゃん」とか普通に思ってるから私はダメなんだろうなっていうのは結構強く自覚してます。
To34

To34の感想・評価

3.3
昭和後期から平成にかけて、何が流行っていたのか、手に取るようにわかる。今となってはダサい演技や演出も笑って流すことは出来るけど、少し前の自分なら見なかったかもしれない。

湘南の海をバックに自分の気持ちをお互い伝えられない若さがなんだか見ていて歯痒い。松任谷由実さんのメロディーに乗せて2度と戻れない恋に想いを馳せる。
hide

hideの感想・評価

3.9
公開当時は、中山美穂のかわいさがわからなかった。今見ると本当かわいい。中山美穂の方をふるなんてありえない次元。諦めよすぎるやろ。時代感も出てて切なく楽しめた。

このレビューはネタバレを含みます

No.3377

『阪田マサノブが一番有能説』

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素晴らしい。逆転ホームラン。

前作『彼女が水着にきがえたら』が正直、全くおもしろいとは思えなかったので、

よく3作目で盛り返せたな、って感じ。

まぁ、全体的な構成は、第1作と大体似てるので、盛り返せたのは自然といえば自然なんだけどね。

(ミッション達成のためにみんなで力を合わせるが、トラブル発生。そして、オクテの男の子が、意中の女子をゲットできるか!? みたいな展開は、まんま『私をスキーに連れてって』と同じ。

『彼女が水着にきがえたら』もそういう展開ではあるんだけど、なんせ話がややこしくて、やたら色んな人がでてくるから、結果、主役2人の恋愛軸がまったく機能していないのです)

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主役の一人のはずなのに、ほとんど仲間の間に埋もれちゃってて、挙動不審になっちゃってる織田裕二が逆にレア。

中山美穂は、辻仁成と結婚する10年ぐらい前か。
原田知世と違って、恋愛の修羅場をすでにくぐってきた雰囲気がある。

松下由樹は、大雨の中、ずぶ濡れで織田裕二のことを想うシーンはいいね。

『さびしんぼう』の富田靖子をどうしても思い出す。

そして、今や名バイプレーヤーとなった阪田マサノブがいい味を出している。

早口すぎてなに言ってるかわかんないときもあるけどw、めっちゃ有能。

しかもただの機械オタクではなく、親友・小杉(織田裕二)の性格を知り尽くしてるから、彼の行動を、下手な占い師よりピタリと当てるw

こういう、映画によってはほんとにただの脇役になっちゃいがちなキャラの人が、ちゃんと輝いてるのは、本当に素晴らしい。

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さて、音楽について。

第1作ユーミン→第2作サザンときて、またユーミンに戻る。

夏の映画なのに、あえてユーミンに戻す。
使い方も、1作目と同じく、ポイントポイントで。

(サザンの時はやたらと全面的に使ってた)

今回使われているのは4曲。

『心ほどいて』
『Valentine's RADIO』
『SWEET DREAMS』
『真冬のサーファー』

どれもかかるタイミング、かかるシーンが素晴らしい。

特に『SWEET DREAMS』は曲のド頭にもインパクトがあるし、歌詞の内容とも合っている・・・

え? 合っているってことは・・・もうこの時点で、2人がどうなるかは暗示されてたわけか。だってこの曲、失恋の歌ですから・・。

あれ?? でも、ここで暗示させる必要はないんだよね。

冒頭で、2人が結婚できなかったことはわかっちゃってるから。

どういうこと??

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第1作は昭和も終わりに近く(1987年)

第2作は平成に改元された約5か月後の公開(1989年6月)

そして第3作は、もう平成も3年になるんだから、そろそろ意識も昭和から平成に本格的にシフトチェンジしていくぞ!というぐらいの時期の公開(1991年)。

それなのに、内容そのものは、同時代を描いているわけではなく、基本、昭和を回顧しているというw

みんなそれだけ、昭和が好きだったのよ・・・。
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