本が禁じられた世界もブックマンの世界も最終的には本を焼く
片や奪う為、片や奪われない為
同じ行為に違う意味が込められているというのは、ある意味で読書を嗜む者らしい皮肉を込めた意趣返しの様にも思う
…
家屋はすべて
完全な耐火建築となった未来
ガイ・モンターグは
ファイアマンーその世界では禁じられていた書物を、焼く仕事ー
焚書係をしていた
石油の臭いが 香水代わりになってしまうほど
なんの…
原作未読。この作品の本の定義はどうなっているのかみたいな世界観の設定は気になるところがいくつかあった。
「チ。地球の運動について」のような自分が感じた感動を是が非でも後世に残すという熱い気持ちが最後…
本の人々。
書物を読むことを禁じられた社会。消防士として働くモンターグはモノレールでクラリスという女性に出会ったことで本へ虜になっていく…
なかなか興味深いストーリーででトリュフォーの中でも異質…
モンターグの心の変化が唐突に感じたり、唯一のSFらしいシーンが特撮の酷いやつレベルだったり、ツッコミどころ満載ではありつつ、作品全体を包むヌルっとしたユニークさに全部を許せちゃう。いや、むしろこれが…
>>続きを読む原作未読(さっさと読みなさい)。
ストーリーラインは呆れるほど単純明快。
語るべきポイントを適材適所、抜かりなく滔々と語ってみせる手捌きは流石です。
こんなにもスリムな構造なのに、取り扱うモチー…