長男が病気で亡くなり、一家を支えていた夫も病で衰弱し、ついに死んでしまう。世相的にもまだ戦争の爪痕が残る時代で、生活の貧しさや苦しさがのしかかる。ストーリーの要素の一つ一つを取り上げれば暗く重いもの…
>>続きを読む大胆な時間の省略、カットが変われば息子は既に死んでしまっている。
戦争から未だに帰らぬ子供の写真でダウジングをする母親。ユーモラスでありつつも、息子の写真のアップを挿入することでその切実さをも同時に…
成瀬巳喜男監督のもう一つの代表作。脚本は水木洋子。監督によってラストが書き直されて、不満だったらしい。
見てびっくりしたのが、いわゆるホームドラマだが、死と云う事が身近に感じられる。息子、旦那の二…
目を見張るのはお母さんを客体として描ききり、内面を覗かせなかったこと。態度で全てを見せている。
ところで、この時代のお母さん激動すぎる。子供の養育や未亡人が社会問題だった時代における周囲のまなざし…
鉄製アイロンで鍛えたポパイのような腕っぷしの父ちゃん(三島雅夫)、背が低いから短い箒を好むかあちゃん(田中絹代)、病んで家で伏せているお兄ちゃん、キャンディ売りで家計を助ける長女の年子(香川京子)…
再婚話の話をしてるカットは小津みたいだなと思った。今川焼きがアイスキャンディーに変わることで、季節の変化を表す。
映画内映画の「終」。まんまと、ここで終わるの?ってなった。ピカソパン。
車窓から外…
加東大介を睨みつける香川京子が無性に可愛い。田中絹代の語らずして心情を理解させる神がかった演技力はため息もの。次女が養子に出される直前に母親の似顔絵を取りに戻るくだりに涙。中盤唐突な終マークはカメラ…
>>続きを読む