戦後の苦しくも、健気に生きる姿をとても自然に描いている良作。
最初はやや冗長で見飽きてしまう部分もありますが、最後まで見ると、その冗長であったと思っていた描写が自分の心に染みてきて、世の無常…
U-NEXTで見られる成瀬巳喜男作品は残り「放浪記」だけになってしまいました。
田中絹代さんの安心感ハンパない。
あと加東大介さんが途中で絶対何かやらかすと想像してしまったw
最近、子どものとき…
尺の割には、省略を重ね、かなりスピーディーに進んでいく。
田中絹代がメインかと思いきや、香川京子にスポットが当たる。
溌剌とした娘と文字通りの母性を見せる母の関係性は普遍的な母の偉大さを可視化する。…
香川京子のウィンクが激エモすぎる。あ、絹代たんの演技力とか、水木洋子の脚本力について褒め称えるのが先だったか。じゃなくて、成瀬巳喜男のしっとり感にほうほうってなったことを記しておくべきか。と、各個に…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
香川京子の茶目な笑顔が良い!
『おかあさん』と題していながら、焦点は娘の香川京子に当てられ、女手一つで苦労するお母さんにフォーカスするのでは無いのが意外。
最近では「エブエブ」で見たエンドクレジット…
人の子は引き取って自分の子は他所へやらねばならない皮肉な生活。
お母さん田中絹代は100%の笑顔にならない。なれない。笑顔であってもその中には常に疲れ、悲しみ、申し訳なさといった別の感情が滲んでい…
戦後まもない東京の下町で、夫と長男に先立たれた正子(田中絹代)が、残されたクリーニング屋を切り盛りする。
正子には、娘二人(長女役:香川京子)と預かって育てている甥っ子がいる。戦後の貧しい生活では…