ずっと観たかった篠崎誠のデビュー作。
監督のトーク付き。
小津やエドワード・ヤンと違う、あおり気味のカメラ。
撮影の古谷伸は加藤泰とずっと組んでいたがこの時75歳、パン棒を握るのも20年ぶりだった…
前半の少しずつ事態が不穏な方へ進行していく過程が面白い。盗んだ車で走り出す。
病院に行ったりしてからは少し停滞するものの、帰宅後の寺島進のぶっ倒れからのラストまではまた良かった。
急に自転車乗ってた…
2023/10/02
やっぱり映画って面白いんだなと
カメラがあって、構図があって、音もある
カットが変わると構図も変わって、その時に切り取られた時間が流れる
それらの集合がシーンとなり、感情の流…
旦那が家を出て帰ってくる間に、主婦が家の中で毎日どんな風に過ごしているか。
舞台挨拶で篠崎さんと寺島さんお二人とも結婚する前に制作された作品で、寺島さんは「何故カップルでなく夫婦でないといけないの…
車を追いかけるシークエンスがすげえ。
ギリギリで踏切を渡り、躊躇いなく水溜りを突っ切り、寺島進が自転車をパクる場面は省略され、漫画みたいなタイミングで猫が道を横断する。電話と環境音の隠れた暴力など『…
このレビューはネタバレを含みます
ラスト以外めちゃめちゃよかった。
素晴らしい演出、空間の切り取り方、そして光、演技があれば変にカットを割る必要は
ないんだと改めて感じた作品。
まず北沢の精神病の説得力が凄い。
どこか目が虚で
だ…
整った
絶妙な
「おかえり」を言うか言わないかくらいの些細な変化、あるいはちょっとした気遣い。
寺島進さんの優しさと上島美穂さんの危うさ。
それを抑制の効いたローアングルのカメラで静かに追っていき、…
1996年製作公開。脚本篠崎誠、山村玲。監督篠崎誠。
上村美穂という俳優を配したことで成功している。彼女の表情は、もはや別の世界に行き来する満足感に溢れていて、あやしい。
何かをしなければ危うい…
特集「1990年代日本映画―躍動する個の時代」にて。
個人的に篠崎誠監督にちょっとした恩があり(一方的に)、いつか観たいと思ってた作品。ようやく観れた。
まだそんなに濃くない寺島進。
90年代…