傑作中の傑作。ドキュメンタリーの金字塔過ぎて泣けた。
ドキュメンタリーにありがちな搾取的な視点が全くないのが観ていてほんと安心する。
クラウドファンディグなんて言葉のない時代に1400人のカンパ…
もうこの世にはいない人たち でもフィルムに刻まれた日々の記憶
水俣病の名前を出さずに水俣病患者の日常を映し出す 毒と知りながら流し続けた企業に対して一概に恨みつらみだけがあるわけでもないらしい そこ…
マジでほんとに、目前の、いかなる虚飾も纏わりつかぬ、生身の、剥き出しの、歓び/哀しみ/豊かさ/貧しさ…植物/動物/人間…とにかくあらゆるモン!あらゆるモンがごった煮の釜の中のように、とぐろを巻いてい…
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新潟地裁に向かう彼らの様子は決してそのようには見えなかった。
この映画を観ているあいださえ、昭和に育った水俣病の方々と平成生まれの自分があまりにも隔絶されていて距離があるように感じてしまう。教科…
厚みのある素晴らしいドキュメンタリーでした。川と人間。
「写真ばっかり撮ってると影がうすくなって早く死ぬぞ」と、撮影クルーに対して村の住人から言われるシーンがあり、ドキッとした。
自分も写真ばっか…
阿賀野川の氾濫や魚釣りや舟作りや水俣水銀やお米や、いろいろあるが、土地の人は逞しく勤勉だった。
しっかりとそこに根付いて暮らしている、戦後昭和のことだから、選択の余地もなかっただろう。そして、祭りや…
やわらかい湿度にかすかな腐臭を帯びた土が匂いたち、季節そのものとなって肺をいっぱいにする。地面から近く、自然に埋もれて這い進む地道な生活だからこそ分かる匂いだ。
阿賀の人々の暮らしからは、文字通り地…
佐藤真が「記憶」の作家だとするならば、やはり『阿賀に生きる』すらも、その当時の「今」よりも「かつて」の記憶を、フィルムの中に立ち上がらせている
乱暴に「昭和の記憶」が映っている、というより、盛えて…
©1992 阿賀に生きる製作委員会