阿賀に生きるの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

『阿賀に生きる』に投稿された感想・評価

Ichikawa

Ichikawaの感想・評価

5.0
単純な話なのにこの画面の持続力というか強度はすごい。
視線を委ねてると言う感覚だった。
水俣病被害にあった村の話なのに水俣病という言葉は会話の中で出てこないし、その一連が「できごと」として撮られてる。

恥ずかしながら初見だったけど、川沿いで営まれてきた文化そのものを切り取った凄まじいドキュメントだった…被写体との信頼関係みたいなものも含めて最高だ。ド傑作。

1990年の阿賀の暮らしに、新潟水俣病…

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tko

tkoの感想・評価

4.1
Rec.
❶24.05.25,Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下/暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE(トーク付上映:旗野秀人、小林茂、秦岳志、神谷丹路、山上徹二郎)
Chelsea

Chelseaの感想・評価

4.2

ついに見れた...!水俣病がテーマではなく、あくまでも阿賀の人々の生活。

冒頭、遠藤さん宅でお茶を入れてもらうシーンが印象的だったが、あれは最後の最後の撮影だったらしい。左から出てくる手は佐藤さん…

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to

toの感想・評価

5.0

タイトルは聞いたことがあったが、自分とは関係ないと思っていた。
渋谷の文化村ル・シネマ宮下で佐藤真監督の特集があり、昔の日本のドキュメンタリーだから見ておこう、と思った。

新潟に水俣病があったとは…

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buchagari

buchagariの感想・評価

3.8
シリアスなテーマの筈なのに、家族みたいな距離感で住民の生活を撮ってて本当にすごい。
鍋料理を囲んでる横でペヤング食ってるお婆ちゃんのショットが強烈。
tk33220

tk33220の感想・評価

4.2

長谷川さん夫婦宅を横に流れる大きな川と共に捉えた俯瞰のショット、窓から射し込む光、画面奥から耕運機がやってくるショット、森の木々の緑、船大工の遠藤さんのクローズアップなど、映画を構成するあらゆるショ…

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「阿賀に生きる」人々の日常生活を撮るだけで映画になる。
そこに映し出される力強さ

良い釣り映画なのだが、魚がかかった瞬間を撮らないのはいかがなものかと。
船作りのくだりはずっとジーンっときてた。老化を理由に距離を置いてた仕事に復帰するくだりは思わず泣いちゃうわぁ

村の人が裁判所…

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pherim

pherimの感想・評価

5.0

佐藤真『阿賀に生きる』 で1番好きなのは、風吹きすさぶ河原の場面。

元渡し守のお爺さんが河原で空を見上げ、幾つもの名で風を呼び分け始める。景色がぐんぐん輪郭を深めていく。

山里の暮らしや民家の宴…

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