話が通じない、記憶を持たない人々。
ここは夢の中の忘却の国。
誰もがこういったよくわからないけど何かに繋がってそうな、変な夢を見た経験はあるだろう。
なんやこのストーリー?と思っていても幻想的な世…
ジェラールフィリップの悩み苦しむ姿は非常によく似合う。
劇っぽいのが、50年代特有。
夢で、忘却の国へ行き、彼女を捜す、そこで会う人々は過去を忘れた村民達。
他人の思い出話で、あたかも自分が当事者か…
記憶してしまうということは時に苦しい、喜びもいつか悲しみに変わってしまうから、全部忘れてしまうことなんてムリなんだからその行程まるごと愛するしかないんだが、いざ忘却の世界というものが用意されてしまう…
>>続きを読む眠った先に辿り着いたのは、忘却の国。予想していなかった面白さだったが、記憶が有る人間と記憶が消滅する人間の違いは何なのか気になる。時間が経てば消えるのかな。ミシェルは記憶が有るが、ジュリエットやそ…
>>続きを読む“忘却の国“は幸せなのか不幸せなのか
“思い出”を巡るエピソードはどこかSF的で考えさせられたりもしたのだが、ミシェルは女心もわからぬ盗人クズ男、一切の同情もなく行きたきゃ行けよという最後
それをあ…
偉大な恋物語とはー
いつも裏切りで終わるものだ
この科白だけが心に残った。
現実と夢の幻想物語。
「忘却の国」が出てきて、この「世の中」と「人生」について深く考察し語っているように思う、そう哲学…
このレビューはネタバレを含みます
靴売りだったミシェルはある罪を犯して投獄されてしまう。夜の牢獄にあって恋人のジュリエットを想いつづけていると、徐ろに牢の扉が開く。眩い陽の光に誘われて外に出ると、そこは誰も思い出を持たない「忘却の国…
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