フランソワの楽観的に幸福だけを望む生き方が生む悲劇
男の目線から描かれる不倫は、こんなにも清く見えてしまうのだろうか
フランソワの記憶を丸ごと映像に落とし込んでいるように感じた。
何度も同じ動作が…
このレビューはネタバレを含みます
アニス・ヴァルダの1965年の作品。
一言で言えば、不倫映画なんだけど、テーマがそこにない。いや、逆にそこを深掘りしたらこうなるのか?という映画だ。
主人公は、幼い子供2人を持つ若い男。妻は美し…
何気なく強烈な皮肉を突きつけてくる。冬の旅もそうだけど、アニエス・ヴァルダのスタイルなんだろうか。昼下がりの森の風景とモーツァルトの絶妙な組み合わせが美しくて、その対比で汚れた現実が一層際立ってくる…
>>続きを読む起きてる状況に対して何を映すかとか、どこに注目するかで情景が見たまんま平和じゃなく見える事を全部把握してるから逃げ場がない。カフェで話してる時通行人にフォーカスしたりエミリの住居で切り返しのショット…
>>続きを読む