「マティスと映画」なんて特集で見なきゃ、マティスみたいな色づかいなんて気づかなかった。そのポップさがもたらすアホくささが、劇中の人物をバカにしていてこれぞヌーヴェル・ヴァーグな軽やかさだった。
そ…
色彩設計が素晴らしい
シーンの転換で画面が赤くなったりして奇妙な感じがするが、それは夫婦2人がカフェでお互い何を見てるかを映すシーンで決定的となる。このシーンはちょっと分かりやすすぎるが、俺みたいな…
「バルドーとモローどっちが好き?女として」「女ならお前」そんな甘い台詞の応酬からの、男が不倫する女の家を初めて訪ねた時の切り返しカットの多さ。男の実に身勝手な「幸せだ」からの、「妻は植物で、君は自由…
>>続きを読む僕は嘘がつけないんだ。
君のことも彼女のことも愛している。どうか悲しまないで、もっと僕を愛してくれ。誘惑、秘め事、信念、信頼。日常のいたるところに潜んでは、脆くも崩れていく。幸せのふりした地獄のよ…
このレビューはネタバレを含みます
びっくりした。
お花畑、夢中になってブーケを作っていたら、薮の棘に気づかず全身血だらけになってた。
そんな感じ。
でてる人々がみーんな、おバカちゃん。
途中頭を抱えた。
でも前半ではのんきに進むス…
ぐぉぉ…なんだこの”しあわせ”は…
形容し難い気持ちとはまさにこのことか…
残酷にも似た幸福のかたち。
そりゃねえだろと思ってしまうのは我々が当事者じゃないから。たぶんそれだけなんだろう。本人たちが…
男には何かしらの罰を与えなければ、映画としてどこが幸福なんだろうと思ったけれども、これは「(男にとっての)幸福」という皮肉めいた作品だったのではないかと感じた。
冒頭の家族4人で歩いてくるショット…
背筋が、というか全身が毛羽立つ様なラスト。
色で魅せる映画は数あれど、所詮は色によるキャストの深層心理から考察し得る関係性や雰囲気、そんなものをここまで大胆に使っているのか...この年代にしては大胆…