シリーズ第10作。印象薄め。どこと無くテレビドラマの様な軽さを感じてしまう。脚本と演出に基本フォーマット以上のものが見られないだけでなく、セットでの撮影が多いのも一因か。
このシリーズは基本的には市…
シリーズ十作目。女郎たちの荒んだ視線が観客を射抜く序盤からして掴みは上々。その後勝新太郎と小林幸子が山道にて敵襲に遭う場面。娘の気付かぬ内に斬り捨ててしまう市の強さと悲哀を、夕焼けと童謡に乗せて描き…
>>続きを読む市があんまの師匠に会いに行くともう亡くなっていて、その師匠の娘が女郎屋で働いていると知りどうにか助け出そうとする話。
師事した人を訪ねるというのは、キャラクターのアイディンティティを掘り下げる上でか…
時にコミカルな三木のり平の人情話や小悪党すぎる悪代官&岡っ引きのコンビなど、良くも悪くもとっつきやすい作品になっている印象。座頭市と三木のり平の絡みは嫌いではない。この辺りになると初期の哀愁や乾いた…
>>続きを読む市(勝新太郎)はかつて按摩の技術を教えてくれた彦の市(嵐三右衛門)と娘・お小夜(坪内ミキ子)に会いに麻生の宿を訪ねる。
しかし彦の市は殺され、お小夜は女郎宿に売り飛ばされていた。
宿場の親分・辰五郎…