オルミ監督の「木靴の樹」のような雰囲気を纏う、北欧の情緒的であり過酷な自然風景を映した詩的映像に心奪われた。
ペレ少年の名演、そしてラストのお別れロングショットは何度見ても目頭が熱くなる。これがまた…
無力で弱く運にさえ見放された父親と、まだ幼いが聡明で強い意志を持った少年ペレ。理不尽な環境の中でいろいろな人との交流や経験を重ねて成長していく様が頼もしい。父はどこまでも無力な存在だが、ペレに愛情を…
>>続きを読む1988年製作の一大叙事詩、デンマーク出身ビレ・アウグスト監督作品、
第41回カンヌ国際映画祭パルム・ドール、(翌年)第61回アカデミー賞外国語映画賞受賞
スウェーデンからデンマークに渡る船の上で…
デンマーク🇩🇰のビレ・アウグスト監督は『愛と精霊の家』『レ・ミゼラブル (1998年版)』『マンデラの名もなき看守』等、大作を送り出している。
この作品は第41回カンヌ国際映画祭パルム・ドール、第6…
とにかく大好きな映画。セリフがあまりないのに、目や全身で演技するペレが素晴らしいし、マックス・フォン・シドーとの相性もぴったり。事件の数々が、他の国にはないような北欧ならではの物語展開や表現で描かれ…
>>続きを読む19世紀、年老いた父と共に夢を抱き新天地デンマークへ移住してくる少年ペレの物語。
農場の管理人に拾われ何とか使用人としての職にありつけたは良いが、過酷な労働と生活環境、加えて外国人差別など厳しい現…
デンマークのプロレタリア作家マーティン・アナセン・ネクセの4部作の小説のうち幼少年期『勝利者(征服者)ペレ』を原作としている。
デンマーク出身ピレ・アウグストが37歳の若さで、デンマークの国家…
19世紀末、スエーデンからの移民がボーンホルム島bornholmというデンマークの島に到着するところから始まる。船場に着いたが、仕事が見つからない、父親は年配で、子供は小さいから労働力にならないと思…
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