父と娘、その恋人のマグロを軸にした愛憎劇。JAWSばりに怖ろしいマグロ……。
船の下に本物のマグロがいるのは画面に凄みを与えるし、海の上だろうと長回しで撮影するあたりやはり相米慎二。
突然のスプ…
最後の抒情派、相米慎二ウィーク④
僕は正直乗れず。
相米の良さがとにかく「文脈からの破綻」であり「映画を映画でしか語らない」ことだと思っているのにこの映画はそこが弱い。前のレビューで挙げた「夏の…
賢者タイムだけど性行為は撮る相米慎二。夏目雅子可愛いなーって見惚れていたらパンさした佐藤浩一の毛量がエグくて笑った。佐藤浩一の顔にワイヤーが巻き付いてスプラッターになるのも笑う。緒形拳が巨大マグロを…
>>続きを読む相米慎二の作品の中でも、いちばん好きかもしれない。いや、相米作品は、割とどれを見ても見た直後に「これがいちばんかも」と思ってしまう。
『台風クラブ』を見ても『お引越し』を見ても『夏の庭』を見ても、遺…
相米なりのハワード・ホークス感なのかと思う。海面下にモノホンのマグロが見える瞬間の凄味は流石。急なスプラッターも過剰で好き。元妻と豪雨の中、無言で追いかけっこ始まる瞬間が最高。『幻の湖』かよと。花火…
>>続きを読む舞台は本州最北端である下北半島の漁港。
タイムリーなことを言うとここはつい最近もロシアの艦隊が通過したような位置でもある。
こんな寒い海での漁業は死を覚悟するような過酷さだろう。
マグロ漁ってそれ…
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